Official Staff
日産が北米充電ネットワークの「チャージスケープ」に参加を表明
2024年10月7日、日産自動車は、ホンダ/BMW/フォードが北米で2023年9月から展開するV1G/V2G充電ネットワーク会社「チャージスケープ(ChargeScape)」に参加すると発表した。チャージスケープは、電力会社とEVオーナーが直接電力のやりとりを行うソフトウェアを開発し、本年9月18日よりアメリカとカナダの一部地域で運用を開始している。続いて、10月11日には日産独自の取り組みとして、英国で2026年より「V2G」事業を開始することを発表。このところライバル各社に押され気味の感があったEVのパイオニアが、いよいよ巻き返しに出ようとしている。(タイトル写真は英国で展開する「V...
Official Staff
2025年からEVはSDVとともに次のステージへ。BMWとホンダに見る開発最前線
2025年はEVにとって大きな節目の年となりそうだ。動力を内燃機関からモーターに置き換えるのがいままでの流れだとすれば、2025年以降はソフトウェア主導の新世代EV(いわゆるSDV:Software Defined Vehicle)が続々登場して “クルマ”でできること=世界観が大きく変わり始める。その最前線から、いまもっともアグレッシブな姿勢を見せる、BMWとホンダの動向を俯瞰してみた。(タイトル写真はBMWが2024年5月に公開したコンセプトモデル「スカイトップ」のデザインイメージ)
Official Staff
【海外トピックス】立て直しを図るメルセデス、勢いに乗るBMW。独プレミアムの明暗
前回はアメリカのGMとフォードの2024年上半期決算発表の内容を見ましたが、今回はドイツのプレミアムカーの両雄メルセデス・ベンツとBMWの上半期決算発表からわかることを紹介します。コロナ禍や半導体不足から回復して好調だった前年と比べると市場競争は激化し、電動化やデジタル化への投資が嵩む厳しい経営環境下で、ドイツ高級車のライバルの明暗は分かれているようです。(写真は、今年4月に部分改良されたメルセデス・ベンツEQS。バッテリーを118kWhに増強して航続距離を799kmに伸ばし、評判の芳しくなかった卵形のデザインを修正すべくフロントグリルを一新しエンブレムをボンネット上に据えた)