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【海外トピックス】メルセデス・ベンツの利益半減、VWはドイツ3工場を閉鎖の衝撃度
先週末、メルセデス・ベンツが発表した今年第3四半期の決算では、純利益が前年同期比で54%減少し、2024年通年の営業利益率予想も8.5%(昨年は12.6%)へ下方修正しました。また、ポルシェも1〜9月の売上高が−7%、営業利益率は17%→14%に減少しています。背景には、中国市場での高級モデルの販売不振と、世界的なEV販売の低迷があります。またフォルクスワーゲンは、ドイツ工場3カ所を閉鎖し、従業員の賃金を一律10%カットして2年間凍結する方針であることが明らかになりました。欧州ではコロナ前から需要が200万台減少しており、VWブランドは50万台の過剰生産能力を抱え、労務費やエネルギーコス...
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メルセデス・ベンツとパートナーが全固体電池の実用化に王手、航続距離は最大1.8倍に
2024年9月10日(現地時間)、米マサチューセッツに本拠を置く次世代電池開発スタートアップの「Factorial(ファクタリアル)社」が、独メルセデス・ベンツと共同開発した次世代全固体電池セル「Solstice(ソルスティス)」を発表した。EV航続距離を最大1.8倍に延ばすとともに、90度を超える高温下でも安定した作動を確認、さらにバッテリーパック全体の小型化/軽量化も実現したという。2020年代末までに量産体制を整える計画で、メルセデス・ベンツの次世代EV車に搭載される。(タイトル写真はイメージ:メルセデス・ベンツのコンセプトカーVISION-EQXX)
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【海外トピックス】立て直しを図るメルセデス、勢いに乗るBMW。独プレミアムの明暗
前回はアメリカのGMとフォードの2024年上半期決算発表の内容を見ましたが、今回はドイツのプレミアムカーの両雄メルセデス・ベンツとBMWの上半期決算発表からわかることを紹介します。コロナ禍や半導体不足から回復して好調だった前年と比べると市場競争は激化し、電動化やデジタル化への投資が嵩む厳しい経営環境下で、ドイツ高級車のライバルの明暗は分かれているようです。(写真は、今年4月に部分改良されたメルセデス・ベンツEQS。バッテリーを118kWhに増強して航続距離を799kmに伸ばし、評判の芳しくなかった卵形のデザインを修正すべくフロントグリルを一新しエンブレムをボンネット上に据えた)