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12年ぶりの上海モーターショーで見えた中国自動車社会の変貌。5年後に欧州の高級車は上海から姿を消す!?
2025年4月23日から5月1日まで中国・上海市で開かれたモーターショー「Auto Shanghai 2025」に12年ぶりに出かけると、その変化の大きさに目を見張りました。国内便の主要発着場である虹橋(ホンチャオ)空港には巨大な鉄道のターミナル駅やショッピングモールが隣接し、2016年にオープンした「国家会展中心(上海)」は地下鉄2号線で空港の次駅から徒歩数分と至便な立地にあります。中心部の観光名所である外灘(ワイタン)の夜景は煌びやかさを増し、そこから西に伸びる南京東路は平日でも多くの人で賑わっています。若者に人気のトレンディな張園・茂名北路や、ハイブランド店が立ち並ぶ静安寺周辺では...
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新型レクサスESは初の「Arene OS」搭載車か。上海モーターショーで語られなかった超重要ポイント
2025年4月23日、上海モーターショーで世界初公開された新型レクサスESは、2026年春をめどに日本・米国・欧州・中国ほかグローバルで販売開始される。レクサスによる次世代電動車ラインアップの先陣を切るモデルでもある。最新の技術と機能が目白押しだが、それを実現する「ある事実」についてはほぼ触れられていない。実は、トヨタが開発している車載OS「アリーンOS(Arene OS)」をはじめて搭載した車両である可能性が非常に高い。つまり、トヨタ/レクサス初の本格SDVだ。(タイトル画像:新型レクサス ES350e)
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ボルボ XC90 ウルトラ T8 AWD PHEV、2025年2月の大幅改良で得た機能性と走りのプレミアム性
2025年2月に大幅改良が発表されたボルボ XC90。フロントグリルやボンネットフードなどフロントマスクを中心に意匠変更し、またインテリアにおいてもユーザーインターフェイスを刷新するなど、デザインの近代化と上質感を高めてきたボルボのフラッグシップSUVだ。デザイン性の向上を第一義にしたという大幅改良だが、走行面で変化や進化はあるのか「ボルボ XC90 ウルトラ T8 AWD プラグインハイブリッド」に試乗して確認した。(写真:永元秀和/Motor Magazine 2025年5月号より)
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2026年、BYDがEVの軽自動車投入を発表。「ガラ軽」市場で、国産車メーカーに立ち向かう術はあるのか
2025年4月24日、BYDオートジャパンは2026年後半に日本の軽EV市場に参入すると発表した。国内の軽自動車規格に準拠して専用設計された乗用車タイプで、当面のライバルは、日産 サクラ/三菱 eKクロスEV、そしてホンダが2025年度投入予定のN-ONEベース新型軽乗用EVなど。軽自動車市場は国内販売台数の4割を超えるものの、コストにシビアで販売ルートも独特だ。これら難題にBYDはどのような戦略で臨むのか。そして迎え撃つ国内メーカーの動向はいかに。(タイトル画像はイメージ)
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12年ぶりに日本のファンに姿を見せたカーデザインの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ氏が語ったこと
20世紀最高のカーデザイナーとして、自動車業界やクルマファンの間で知らぬ人はいないジョルジェット・ジウジアーロ氏が、10周年を迎えたクラシックカーショーである「オートモビルカウンシル2025(4月11〜13日開催)」に来日し、2日間にわたるトークショーで日本のファンの前で自身の作品やデザインへの思いを語りました。ジウジアーロ氏が日本の公の場で姿を見せたのは、2013年に行われた7代目フォルクスワーゲン ゴルフのプレス発表会以来のはずで、当時フォルクスワーゲンジャパンの広報責任者だった筆者がその時に聞いた話の内容も交えながら、語られた言葉の意味を紐解いてみたいと思います。(タイトル写真:マ...