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ステランティスのカルロス・タバレスCEO突然の辞任は、独裁化した辣腕トップの末路か
ステランティスのカルロス・タバレスCEO辞任の発表は、クリスマスに向けて気分も浮き立ち始める12月に入った矢先のことで関係者を驚かせましたが、波乱に満ちた2024年と自動車業界が直面している苦難を象徴しているようです。そのわずか2カ月前、ステランティスは米国市場の在庫圧縮による費用を理由に大幅な減益見通し(2桁だった営業利益率を5.5〜7.0%へ修正)を公表、タバレス氏はその責任を問われてか任期の切れる2026年初頭に円満に退任と発表されたばかりでした。それがなぜ急転直下の辞任に至ったのか、現地の報道などから探ってみます(写真はステランティス)
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ジャガーの次世代EVコンセプト「TYPE 00」と量産モデル4ドアGTから見るEVブランドの方向性
2024年12月2日(現地時間)、英国の名門ブランド「JAGUAR(ジャガー)」はかねて予告していた次世代EVシリーズのコンセプトモデル「TYPE 00(タイプゼロゼロ)」をマイアミ・アートウィークで公開した。2025年に市販開始と発表された第一弾の車両とは別物だが、デザインのエレメントは大きく反映される見込み。ジャガーはピュアEVブランドへの変貌一環としてCIロゴや「リーパー」と呼ばれるマスコットの変更も発表しており、名門ブランドの決意が並々ならぬことをうかがわせる。
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シャオミがクロスオーバーSUV「YU7」を電撃公開。その先にはEREVのSUVミニバン登場も控える
2024年の重大トピックのひとつが、スマートフォンメーカーとして知られる中国企業のシャオミ(xiaomi:小米集団)が念願の自動車事業参入を果たしたことだ。2024年3月28日に発表され、同日から受注を開始したEVセダン「SU7」は、11月末時点で累計11万台以上の納車を達成し、同年内の納車目標を13万台に引き上げた。その勢いに拍車をかけるべく12月9日夜、中国SNSサイトに投稿されたのは2025年央に発売する「YU7」。BYDやテスラの牙城を崩しにかかるシャオミの次の一手に世間がざわついている。
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トヨタ出身のエンジニアが作った都市型小型EV「Lean3」は2025年に90万円前後で発売
「ジャパン モビリティショー ビズウィーク 2024」が10月15日から幕張メッセで開催されているが、その会場のスタートアップ企業モビリティ実演エリアでひときわ目を引くモデルがあり、常に人だかりができていた。それは以前にスマートモビリティJPで紹介したことがあるLean Mobility(リーンモビリティ)株式会社の「Lean3」だった。この都市型小型EVが一般公開されるのは初めてのことで、注目を集めるのも当然と言えそうだが、同社の谷中壯弘(やなかあきひろ)社長に今後の展開などを聞くことができたのでお伝えしよう。