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フォルクスワーゲンとBMWの決算から見るドイツ自動車メーカーの逼迫度
フォルクスワーゲン(VW)グループが2025年3月11日に発表した2024年の決算は、売上高(3250億ユーロ=52兆円 ※)は対前年比で微増(+1%)でしたが、営業利益(191億ユーロ=3兆円)は高水準の研究開発や設備投資、中国市場での販売の落ち込み(−9.5%)などの影響で−15%の減益となりました。また、同月14日に発表されたBMWの決算も、EV販売は伸びたものの、中国市場の不振などで売上高と営業利益ともに減少しています。EVやSDVへの開発投資や国内メーカーとの競争が激化する中国市場の対応を迫られている両社の現状を決算から探ってみます。※:1ユーロ=160円で計算(タイトル写真:...
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中国ブランドシェア6割を突破の一方で、同質化が進む中国市場の最新事情
2024年11月15日から、中国の広州モーターショーが開幕しました。海外からの注目度こそ隔年で行われる北京や上海のモーターショーに劣りますが、22万平方キロメートルの展示面積に1100台が並ぶ規模を誇ります。スマートフォンで有名なシャオミ(小米)や、ファーウェイ(華為)がセレスグループと開発するAITOなどの「新々勢力」ブランドが人気を博し、10月の乗用車販売では中国ブランドのシェアはついに65%に達しました。一方で、同じような半導体やソフトウェアを使い、デザインも似通ったものが増えて「スマホのように、外観と機能の違いはますます小さくなっている」という見方も出ています。そのあたりの動向を...
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アウディのフラッグシップ電動SUV「Q8 e-tron」に新たな限定モデルが登場
2024年8月22日、アウディジャパンは、フラッグシップ電動SUVの「Q8 55 e-tron quattro S line」、「Q8 Sportback 55 e-tron quattro S line」の限定モデル「Q8 e-tron edition S line」、「Q8 Sportback e-tron edition S line」の発売を開始した。それぞれ30台ずつ、合計60台限定で販売される。
ベースは「Q8 e-tron」とクーペSUVの「Q8 e-tron Sportback」
Q8 e-tronシリーズは、「e-tron」が大幅改良を受けてモデル名の先頭に「Q8」が加...
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アウディ次世代EV第2弾「A6 e-tronスポーツバック/アバント」が本国で発表に
2024年7月31日(現地時間)、アウディ次世代EVの嚆矢として2021年春に初公開された “A6 e-tron concept”が、3年余を経て「A6 e-tronスポーツバック/アバント」としてドイツ本国で発表された。PPEプラットフォームを採用したアウディ車としては、今年3月に発表されたQ6 e-tronに続く第2弾となる。ボディタイプはスポーツバック(4ドアクーペハッチバック)とアバント(ワゴン)の2タイプ、駆動方式は後輪駆動と全輪駆動がラインナップされる。2024年9月から欧州で発売が始まる予定だ。
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アウディQ6 e-tronがポルシェと共同開発のEVプラットフォームを採用して鮮烈デビュー
2024年3月18日(ドイツ時間)、アウディはかねてより開発を進めていたミッドサイズの新世代電動SUV「Q6 e-tron quattro/SQ6 e-tron」を世界初公開した。すでにドイツ本国では受注を開始しており、納車開始は2024年第3四半期からとなる。Q6 e-tron quattroの現地価格は7万4700ユーロ、SQ6 e-tronは9万3800ユーロ。現状、日本国内導入時期は未発表だが、上陸までさほど時間はかからないと思われる。(タイトル写真は「アウディ Q6 e-tron quattro」)