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2025年からEVはSDVとともに次のステージへ。BMWとホンダに見る開発最前線
2025年はEVにとって大きな節目の年となりそうだ。動力を内燃機関からモーターに置き換えるのがいままでの流れだとすれば、2025年以降はソフトウェア主導の新世代EV(いわゆるSDV:Software Defined Vehicle)が続々登場して “クルマ”でできること=世界観が大きく変わり始める。その最前線から、いまもっともアグレッシブな姿勢を見せる、BMWとホンダの動向を俯瞰してみた。(タイトル写真はBMWが2024年5月に公開したコンセプトモデル「スカイトップ」のデザインイメージ)
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【海外トピックス】SDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)が主役に踊り出たCES2024
1月9日から12日までラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトリック・ショー)を4年ぶりに訪れる機会に恵まれました。ちょうど100周年を迎える今年のCESはコロナ禍から完全復活し、エレクトロニクス、半導体、ソフトウェア、モビリティ、産業機械、住宅、ヘルス・ウェルネスなどあらゆる業界にわたって1200社のスタートアップからメガOEMまで4000社以上が出展し、その多様さは他に類を見ないものです。ミュンヘンや東京のモビリティショーもかなり変わった印象はあるものの、CESの多様さとスケールは圧倒的でした。(タイトル写真は昨年竣工したラスベガスコンベンションセンターのウエストホール入口)
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【海外トピックス】自動運転システムの現在地。リードするのはいったいどこか
自動運転については、5〜6年ほど前までは2020年代半ばには「レベル4」(※1)が実現するといわれ、自動車メーカーがハンドルのないコンセプトカーを発表したり、無人のロボットカーがサーキートを全開走行したりして開発競争がヒートアップし、LiDARなどの高価なセンサーのスタートアップも次々と誕生していました。今日では完全自動運転の実現の見通しは、2030年代に先送りされた感がありますが、「CASE」といわれる自動車産業の100年に一度の変革の中で、E(Electrification=電動化)やC(Connected=つながる)とともに注目を浴び続ける自動運転システムの現在地はどうなっているの...