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【海外トピックス】変革へ苦闘を続ける欧州の巨人、フォルクスワーゲンの最新動向
フォルスクスワーゲングループ(Volkswagen AG)が2024年3月13日に発表した2023年の決算では、販売台数(936万台)と売上高(3,223億ユーロ)は前年比2桁の増加でしたが、営業利益(226億ユーロ)は前年と同等で利益率(7.0%)は1%減少しました。2024年には合計30車種を導入予定で売上高は+5%を見込んでいますが、利益率は横ばいの予想です。トヨタの営業利益が2024年3月期に+80%増加し、ヒュンダイ・キアやステランティスがいずれも2桁の増益であるのに比べると見劣りのする内容で、これを受けて株価は5%以上下落しました。売上高の13%を超える高いレベルの投資(研究...
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【速報】T-Rocの後継車か!? フォルクスワーゲンID.2にSUVバージョンが存在することを予告
12月14日(現地時間)、フォルクスワーゲンが近日中に公開されるとみられる「ID.2 all SUVコンセプトカー」と銘打ったティーザー画像を公開した。ベースとなる「ID.2 all」は2023年3月に最初のコンセプトとして詳細な情報とともに公開、同年9月にはハイパフォーマンスモデル「GTI」のコンセプトモデルも披露された。今回のSUVモデルの追加で、ID.2はかつての「ポロ」黄金期になぞらえたラインナップが構築されることが明らかになった。(タイトル写真は公開された画像)
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【海外トピックス】「屋根が燃えている」とCEOが檄を飛ばしたフォルクスワーゲンの状況はどのくらい深刻なのか
7月10日にフォルクスワーゲン(以下:VW)乗用車ブランドのトーマス・シェーファーCEOが全世界の幹部2000人を集めたミーティングで、“屋根が燃えている(The roof is on fire!)”と緊急事態を宣言したことがドイツで話題になりました。EV化に邁進するVWですが、中国での販売低迷や欧州でのEVの注文の減少で苦境に陥っている模様で、同CEOは「VWブランドの未来は危機に瀕している」、「完全な嵐といっていい」といった激しい言葉を使って、出張予算からイベントまで徹底的な支出の削減を要請しました。VWブランドは、2026年までに営業利益率を現在の倍の6.5%に引き上げる目標を掲げ...