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中国ブランドシェア6割を突破の一方で、同質化が進む中国市場の最新事情
2024年11月15日から、中国の広州モーターショーが開幕しました。海外からの注目度こそ隔年で行われる北京や上海のモーターショーに劣りますが、22万平方キロメートルの展示面積に1100台が並ぶ規模を誇ります。スマートフォンで有名なシャオミ(小米)や、ファーウェイ(華為)がセレスグループと開発するAITOなどの「新々勢力」ブランドが人気を博し、10月の乗用車販売では中国ブランドのシェアはついに65%に達しました。一方で、同じような半導体やソフトウェアを使い、デザインも似通ったものが増えて「スマホのように、外観と機能の違いはますます小さくなっている」という見方も出ています。そのあたりの動向を...
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【海外トピックス】メルセデス・ベンツの利益半減、VWはドイツ3工場を閉鎖の衝撃度
先週末、メルセデス・ベンツが発表した今年第3四半期の決算では、純利益が前年同期比で54%減少し、2024年通年の営業利益率予想も8.5%(昨年は12.6%)へ下方修正しました。また、ポルシェも1〜9月の売上高が−7%、営業利益率は17%→14%に減少しています。背景には、中国市場での高級モデルの販売不振と、世界的なEV販売の低迷があります。またフォルクスワーゲンは、ドイツ工場3カ所を閉鎖し、従業員の賃金を一律10%カットして2年間凍結する方針であることが明らかになりました。欧州ではコロナ前から需要が200万台減少しており、VWブランドは50万台の過剰生産能力を抱え、労務費やエネルギーコス...
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【海外トピックス】フォルクスワーゲン、ドイツ工場閉鎖を検討のインパクト
2024年9月2日、フォルクスワーゲン(以下VW)は、厳しい経営環境の下でのコスト削減の進捗が不十分なため、競争力が低下しているドイツの生産工場の閉鎖を検討し、1994年以来維持している6つの主力工場での2029年までの雇用保証も破棄する旨を発表しました。もしそうなれば、欧州最大の自動車メーカーであるVWの87年の歴史において初めてのドイツ国内工場閉鎖となり、このニュースは瞬く間に全欧州を駆け巡りました。4日には本社ヴォルフスブルグで従業員に向けて説明集会が行われましたが、これには2万5000人ものワーカーが詰めかけて巨大なデモの様相さえ呈し、VWのグループワークスカウンシル(労使協議会...
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【海外トピックス】フォルクスワーゲンが米新興EVメーカーのリヴィアンに巨額投資をする理由
2024年6月25日、フォルクスワーゲンはアメリカの新興EVメーカーであるリヴィアン(Rivian)に2026年までに総額50億ドル(8,000億円)を投資し、将来のSDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)のE/Eアーキテクチャやソフトウェアを開発するJ/V(ジョイントベンチャー)を設立すると発表しました。昨年7月に、中国新興EV御三家の一つであるシャオペン(Xpeng=小鵬汽車)に7億ドルを出資をして4.99%の株式を取得するとともに、同社のプラットフォームを使用して2026年に2車種の中型車を発売すると決めたVWですが、今回のリヴィアンへの投資はその7倍以上の規模になります。...
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【海外トピックス】変革へ苦闘を続ける欧州の巨人、フォルクスワーゲンの最新動向
フォルスクスワーゲングループ(Volkswagen AG)が2024年3月13日に発表した2023年の決算では、販売台数(936万台)と売上高(3,223億ユーロ)は前年比2桁の増加でしたが、営業利益(226億ユーロ)は前年と同等で利益率(7.0%)は1%減少しました。2024年には合計30車種を導入予定で売上高は+5%を見込んでいますが、利益率は横ばいの予想です。トヨタの営業利益が2024年3月期に+80%増加し、ヒュンダイ・キアやステランティスがいずれも2桁の増益であるのに比べると見劣りのする内容で、これを受けて株価は5%以上下落しました。売上高の13%を超える高いレベルの投資(研究...