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【海外トピックス】2025年のCO2排出基準と中国製EVへの関税で揺れる欧州
初めてドイツ工場を閉鎖することも辞さずと発表し、本社で従業員との会合を持ったフォルクスワーゲンは、先週ドイツの6工場での2029年までの雇用保障を破棄すると組合側に通告し、本格的な労使の闘争が始まりました。また、アウディがQ8 e-tronの需要の低迷で生産工場の閉鎖を検討しているベルギーのブリュッセルでも国内の労働者の大規模なデモが実施されました。欧州でのEVの販売が伸び悩む中、2025年から厳しくなるCO2排出基準の達成が危うい自動車メーカーが増えており、ACEA(欧州自動車工業会)は、延期などの猶予措置をEUに求めることを19日に表明しました。中国製EVへの相殺関税を巡っても中国政...
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ボルボXC40リチャージが「EX40」に名称変更、特別仕様車も同時発売
2024年9月11日、ボルボ・カー・ジャパン株式会社は、リチャージのプロダクトライン名称廃止にともない「XC40 リチャージ」を「EX40」に、ハイエンドグレード「アルティメット」も「ウルトラ」に名称変更し、オンラインにて販売を開始した。また、改名を記念して特別仕様車「EX40 ウルトラ シングルモーターブラックエディション」も同時に発売された。
EVだとすぐにわかるモデル名に変更された
ボルボは従来、EVやPHEV(プラグインハイブリッド車)など電気駆動のモデル名の末尾に「Recharge(リチャージ)」を入れ、エンジン駆動のグレード/モデルと区別して販売していた。
しかし、2023年...
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ボルボが2030年の全EV化計画を撤回!? 一方で着々と進むSDV化計画に注目
欧州や北米市場でのEV販売不振により、欧米メーカーの電動化計画の撤回、あるいはその見直しが相次いでいる。ボルボは2030年までに全ラインナップのEV化を宣言していたが、去る2024年9月4日(現地時間)、ついにその計画が撤回されたと各種メディアが報じた。だが、公表されたリリースや現地で5日に開催された投資家向けイベントの内容を見る限り、ボルボはEVシフトを鈍化させるのではなく、むしろSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)化を加速させていることが見えてきた。(タイトル写真は併売されるXC90(PHEV)[左]とEX90(EV)>
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【海外トピックス】フォルクスワーゲン、ドイツ工場閉鎖を検討のインパクト
2024年9月2日、フォルクスワーゲン(以下VW)は、厳しい経営環境の下でのコスト削減の進捗が不十分なため、競争力が低下しているドイツの生産工場の閉鎖を検討し、1994年以来維持している6つの主力工場での2029年までの雇用保証も破棄する旨を発表しました。もしそうなれば、欧州最大の自動車メーカーであるVWの87年の歴史において初めてのドイツ国内工場閉鎖となり、このニュースは瞬く間に全欧州を駆け巡りました。4日には本社ヴォルフスブルグで従業員に向けて説明集会が行われましたが、これには2万5000人ものワーカーが詰めかけて巨大なデモの様相さえ呈し、VWのグループワークスカウンシル(労使協議会...



