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【海外トピックス】2023年の欧州自動車販売は12%増で着地見込みも、2024年は低成長の予想
欧州自動車工業会(ACEA)が12月20日に発表した欧州の11月の乗用車販売台数(※1)は、前年同期比+6.0%と10月の+14%から伸びが鈍りました。コロナ禍や半導体不足で供給が制限された間のバックオーダーもあって今年1〜11月累計では+15.6%と大きな伸びを見せていますが、金利やエネルギーコストの上昇などで欧州域内の経済は減速しており、来年は2〜3%の低成長と調査機関は予想しています。加えてドイツでは、EV購入補助金が12月18日で突然終了するなど、牽引役と思われていたEVの成長スピードにも翳りが見えます。欧州の自動車関連の産業政策の状況を振り返りながら、来年の市場動向を見てみます...
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【海外トピックス】中国自動車市場の激変。10年ぶりの北京モーターショーで感じたこと
4月25日にメディア向けに開幕した北京モーターショーは、前回の2022年がコロナで中止になっているので4年ぶりとなります。主催者によれば、総出店社数は1500社、ワールドプレミア117台(うち海外メーカーのもの30台)、EVやPHEV(プラグインハイブリッド車)など新エネルギー車(NEV)だけで278台が展示面積22万平方メートルを埋め尽くす巨大なモーターショーで、筆者が北京を訪れたのは実に10年ぶりとなります。中国産ブランドの市場シェアが5割を超え、かつて圧倒的な存在感を示したドイツのフォルクスワーゲンやGMなどの欧米のブランドや日本の自動車メーカーが急速にシェアを落としているニュース...