ソニー・ホンダモビリティは10月17日、今年1月の「CES2023」で発表した次世代EV「アフィーラ(AFEELA)」のプロトタイプ第1号モデルを日本で初めてメディア向けに公開した。これは10月26日から開催されるジャパンモビリティショーの同社ブースにて一般来場者に披露される。(タイトル写真はフロントマスクのメディアバー。クルマが表情を持つことになる)

アフィーラは知性を持つモビリティとして育てる

もともとアフィーラが掲げていたのは、ソフトウェアの進化によって機能がアップデートされる「SDV(Software Defined Vehicle)」としていることだ。これまでのクルマはハードウェアを提供すれば、それで完了するものだった。しかし、クラウドとつながっているクルマは、常に最新の状態で機能をアップデートすることができる。

さらにテスラがすでに実現しているように、ユーザーが希望するコンテンツを有料で頒布し、それをユーザーが自由にカスタマイズできるシステムが標準化されていく。しかし、そのコンテンツについてもクルマメーカーだけが開発していただけでは、進化に限界が訪れる。そこで、そのコンテンツの開発をオープン化し、サードパーティに加わってもらう。

川西氏がそのために披露したのが、社外のディベロッパーやクリエイターが参加できる「アフィーラ共創プログラム(仮称)」である。

そのプログラムには2つの狙いがあると川西氏は語る。「一つはクルマのグラフィックスやサウンドを作ることができるクリエーターやアーティストを巻き込むこと。もう一つはアプリケーションの開発で、これは自社内の知見にとどまらず、外部のエンジニアとも共創して新たなモビリティの可能性を追求していくことにある」と説明した。

そして、「アフィーラを知性のあるモビリティとして育てていき、ガジェット好きが愛着を持てるようなクルマに仕立て上げ、新たなモビリティの可能性を追求していく」ことを目指すという。

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