2025年1月10日、テスラは日本を含むアジア太平洋で、モデルYの大幅アップグレードモデル、通称「ジュニパー」を発表した。内外装デザインの大幅刷新で未来感を強調するとともに、インテリアの使い勝手も向上。日本市場向けはローンチシリーズとしてAWDとRWDの2グレードが設定され、同日より受注を開始、4月上旬より納車をスタートさせる。車両価格は、AWDが683万9000円、RWDが595万円。

噂のジュニパーはまずアジア太平洋地域で発売

世界でもっとも売れているEVとして知られるテスラ モデルY、その大幅改良版は開発プロジェクト名からテスラファンのあいだで長らく「ジュニパー(JUNIPER)」と呼ばれている。2025年1月に入ると、偽装を施したテスト車両の目撃情報/映像が米中欧のSNSを賑わせることが増え、いよいよ正式発表が近いことを予感させてはいた。もっとも発表は、1月29日に予定されているテスラの2024年度決算説明会の直前、もしくは当日になると高を括っていたのだが。

事態が大きく動いたのは1月6日前後。偽装のないジュニパーが雪上を走るスパイショットがSNSを通じて世界中に広く拡散し始めた。出所は不明だが、おそらくモデルYのメイン工場である中国のユーザーである可能性が高い。あわせてその週末までに発表があるという情報も散見された。

画像: 問題の画像の一部。2025年1月6日前後から世界中のSNSで拡散されており出所の詳細は不明。 画像出典:Weibo

問題の画像の一部。2025年1月6日前後から世界中のSNSで拡散されており出所の詳細は不明。

画像出典:Weibo

そんなわけで、世界中のテスラファンはすでに身構えていたと思われるが、こうしていきなり発表されるとやはり衝撃は大きい。ちなみに今回発表されたのは豪州を含むアジア太平洋地域のテスラのウェブサイト上だ。米欧工場に先駆けて2025年1月からギガファクトリー上海で生産が開始されることと関係しているのだろう。

日本では2025年4月から納車がスタートすることもアナウンスされ、すでに発表当日から受注がスタートしている。ここでは、2019年のデビュー以来(日本上陸は2022年秋から納車開始)以来、初の大規模なアップデートとなる新型モデルYの詳細を紹介しよう。

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