2025年1月10日、テスラは日本を含むアジア太平洋で、モデルYの大幅アップグレードモデル、通称「ジュニパー」を発表した。内外装デザインの大幅刷新で未来感を強調するとともに、インテリアの使い勝手も向上。日本市場向けはローンチシリーズとしてAWDとRWDの2グレードが設定され、同日より受注を開始、4月上旬より納車をスタートさせる。車両価格は、AWDが683万9000円、RWDが595万円。

サイバーキャブに連なる未来感あふれるエクステリア

まずはエクステリアから。直近のサイバートラックやサイバーキャブを彷彿とさせるすっきりとした未来的なデザインがひときわ目を惹く。

フロントまわりはサイバーキャブのように上下に分割されたスプリットタイプのヘッドライトユニットが採用され、ボディ左右をつなぐバータイプLEDは遠くからでもモデルYの最新型だとひと目でわかるデザイン。バンパーは2024年に大幅アップデートされたモデル3に似ているものの、こちらは左右にエアインテークが追加されている。

そしてなにより、フロントのどこにもテスラのエンブレムがない(中国仕様には残されているが)。これは大胆な試みだが、サイバートラックやサイバーキャブと同様、これがないだけで未来感が一気に高まっている。

一方、リアエンドも大きく変更された。テスラ初の「拡散反射技術」を採用したボディ左右いっぱいに伸びるクロスカーランプ(ボディパネルテールライトユニット)が強烈な未来感を放つ。リアゲートの下にはより大きな面積を占めるようになったディフューザーが採用された。

画像: ボディ左右をつなぐテスラ初の「拡散反射技術」を採用したクロスカーランプが印象的。ディフューザー部のデザインも大きく変更された。

ボディ左右をつなぐテスラ初の「拡散反射技術」を採用したクロスカーランプが印象的。ディフューザー部のデザインも大きく変更された。

テスラは「すべてが一新されたデザイン」を謳っている。フロントフェンダー部のわずかな形状変更を除けば、今回のバージョンアップはフロントエンドとリアエンドが中心であり、結果的にボディ全長は40mmほど伸びている。また、ホイールは従来19インチと20インチが設定されていたが、今回発売されたローンチシリーズは20インチのみ。もっともこれは日本だけで、中国をはじめとする一部市場では19インチも設定されている。

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