2023年10月23日、ツバメインダストリ株式会社は「ジャパンモビリティショー(JMS) 2023」で、搭乗型ロボット「アーカックス(ARCHAX)」を初公開すると発表した。なお、アーカックスはただのコンセプトモデルではなく、すでに先行販売が開始されている「市販品」の搭乗型ロボである。

ロマンを追求して実際に作ってしまった

ツバメインダストリ株式会社は、「サイエンスフィクションの世界を、サイエンスリアリティへ」という理念のもと、“SFに出てくるような大型ロボットへ実際に乗り込んで操縦する”という多くの人が憧れた体験を世界に提供すべく、2021年8月に設立されたというスタートアップ企業だ。

ロマンの追求のためにロボットを作るが、その技術的基盤は、日本の製造業がこれまでに培ってきた「モノづくり」の確固とした技術、ノウハウに裏打ちされた確かなものだ。またロボットを通じて子どもたちのモノづくりへの入口を作り出し、次世代のエンジニアにその技術を繋げられればと考えているそうだ。

画像: 腕や手はジョイスティックで操作可能

腕や手はジョイスティックで操作可能

このロボットのすごいところは、客寄せパンダとして開発されたわけではなく、実際に購入して乗れてしまう「市販車両」という点にある。ロマンを追求しつつもコンセプトカーで終わらせず、実際に市販までこぎつけるという驚異の技術力で開発されたものなのである。

一般販売を目的としたロボット開発の特徴は以下の通りだという。
・建設機械や大型エンターテインメント装置の開発経験者によるハード/システム設計。
・メカデザイナーをメンバーに加え、メカの可動とデザイン性を両立。
・主に日本国内のサプライヤーから提供された信頼性の高いデバイスを搭載。
・機械安全規格に基づき実施したリスクアセスメント等の結果を反映した安全性。

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