去る2月26日(現地時間)、ついにルノーの次世代コンパクトEV「Renault 5 E-Tech electric(以下、サンク)」が正式発表された。V2G対応を始め最新のテクノロジーをふんだんに投入しながら2万5000ユーロ〜という衝撃的な車両価格を実現している。ルノー・ジャポンも日本導入を検討していることをアナウンスしている。

新開発プラットフォーム、バッテリーを初採用

プラットフォームはかつてのCMF-BをベースにEVに特化して新開発された「AmpR Small」を初採用。クラスを超えた2.54mのロングホイールベースとフラットフロア、326Lの荷室、そしてEVながら1500kgを下回る軽量化などを達成している。

ここにレアアースを使用しない(=永久磁石を使用しない)コンパクトな駆動用モーター(110、90、70kWの3タイプの定格電力)と、4つないしは3つに分割されたモジュール型の軽量高効率NMCリチウムイオンバッテリー(52kWhもしくは40kWh)を搭載する。軽量化とEVならではの低重心化、そしてリアにマルチリンクサスペンションを採用しているので、きびきびとした取り回しが楽しめそうだ。

画像: 初代サンクを連想させる縦型リアコンビライトには空気の乱流を抑える処理が施されている。

初代サンクを連想させる縦型リアコンビライトには空気の乱流を抑える処理が施されている。

上質なインテリアと充実したコネクト機能

インテリアもクラスレス。その造形は往年のサンクターボを彷彿とさせる。ドライバーの目の前にある10.1インチ(または7インチ)のデジタルインストルメンタルパネルはドライブに必要な情報を表示する。

また全車標準装備となるセンターの10インチマルチメディアスクリーンには、ルノーの上位車種に搭載されて人気のOpenR Linkシステムを搭載。Googleマップ、Googleアシスタント、GooglePlay などにアクセスできる。「Reno」と呼ばれる新しいAIアシスタントが採用され、50以上のアプリケーションサービスが利用できる。

画像: 2層パッド入りのダッシュボードがキャビンに豪華さとハイテク感を加えている。充実のコネクティビティも魅力。

2層パッド入りのダッシュボードがキャビンに豪華さとハイテク感を加えている。充実のコネクティビティも魅力。

安全装備にも上級車に勝るとも劣らない。レベル2相当のADAS(先進運転支援システム)であるアクティブドライバーアシストも搭載するほか、後退時の自動緊急ブレーキ、緊急車線維持機能付きフロントセンサー、緊急車線維持機能付きリアセンサー、衝突時に車両のブレーキを自動的にロックする乗客脱出機能など、ここでは紹介しきれない最先端の装備が満載されている。

画像: サンクターボにインスパイアされたというデザインのフロントシート。こちらもリサイクル素材由来のファブリックが使われている。

サンクターボにインスパイアされたというデザインのフロントシート。こちらもリサイクル素材由来のファブリックが使われている。

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