2023年12月15日、ヤナセと東急不動産は業務提携契約を締結したことを発表した。新築分譲マンションシリーズ「BRANZ」で、ヤナセによるEVカーシェア事業を展開するという。マンションにおける新たなモビリティライフの提案だ。
EV用充電環境整備とカーシェアで新たな魅力を創出
プラグインハイブリッド車やEVの普及、そしてCO2排出削減をはじめとする環境意識の高まりもあって、住宅にEV充電環境を整えるという需要は年々高まっている。こうした中、東急不動産が展開している新築分譲マンションシリーズ「BRANZ」では、平置き式駐車場の全スペースに充電器を標準装備することでEV普及の促進に貢献している。
そして今回、輸入車の新車販売やアフターサービスなど展開してEV販売拡大を目指すヤナセと業務提携を締結した。「BRANZ」でヤナセが扱う輸入EVのカーシェアを展開することで居住者の利便性を向上させるだけでなく、EV普及を後押しするというものだ。
具体的には、JR橋本駅近く神奈川県相模原市の「ブランズタワー橋本」(2026年に引渡予定/29階建て・総戸数458戸)、そして高田馬場駅近くの東京都練馬区の「ブランズ練馬中村南」(2025年引渡予定/6階建て・全81邸)で順次展開していくことを発表した。
中でもブランズタワー橋本は敷地内の緑化や、共用部の電力に太陽光発電を導入するなどを予定し環境対策が図られ、ZEH・低炭素認定の取得を予定。そして平置き駐車場計37区画にEV充電器を採用、また輸入車EVカーシェアを導入することで、EV普及の情勢に応える超高層・環境先進タワーマンションにするという。
豊かな住宅環境とEVライフを両立させる新しいライフスタイル提案を行い、カーボンニュートラルに向けた取り組み加速を目指すとしている。