世界自然遺産 屋久島で提供されるサスティナブルなレンタカーサービス
2050年までのカーボンニュートラルを目指す鹿児島県は、これに先駆けて屋久島で脱炭素の取り組みを行っている。屋久島町内で使用される電力の99%以上は水力発電で賄われ、また酒造における発酵で生じたメタンガスをボイラー加熱に活用するなどCO2削減を進めることで、「脱炭素に一番近い島」とも言われている。
そしていまから遡ること、およそ4カ月。2023年7月にアウディジャパンは屋久島町とファーレン九州との3者間で連携協定の基本合意書を締結、「屋久島における脱炭素による地域振興、貢献を目指す」ことを発表した。EVの普及を促進するためのインフラ整備や、地域住民や観光客をサポートする取り組みを行っていくというものだ。
連携協定を締結してからこれまで、再生エネルギーとEVの活用により持続可能な未来を築くための出張授業を屋久島高等学校で行い、島内に7基の普通充電器を設置、屋久島町役場へのe-tron長期貸与などさまざまな脱炭素のための活動が行われてきた。
そして今回、アウディのEVブランドであるe-tronのレンタカーサービスを2023年11月14日から始めることを発表した。このサービスでアウディの電動SUV 2台が提供され、またファーレン九州のレンタカー事業部が業務委託した「THE HOTEL YAKUSHIMA」によって運営される。
提供された2台は「アウディ e-tron」と「アウディ e-tronスポーツバック」で、プレミアムな内外装デザインやモーター駆動による高い静粛性を持ち、またSUVゆえの広いラゲッジスペースを特長とする。
また、島内で充電する電力は前述のとおり再生可能エネルギーを使ったいわゆるグリーン電力で、地産地消されることになる。e-tronレンタカーサービスは、2023年で世界自然遺産に登録されてから30周年を迎える屋久島で、サスティナブルな体験をすることができるサービスということだ。
THE HOTEL YAKUSHIMA e-tronレンタカーサービス
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦1208-9
電話:0997-42-0175
URL:https://www.hotel-yakushima.com/