2026年6月19日、東京都は水素燃料電池船「まほろば」の愛称を募集開始した。応募期間は8月31日までで、愛称は11月下旬に発表される予定だ。

次世代エネルギー船の名づけ親になれるチャンス

東京都は脱炭素やエネルギーの安定供給の実現に向け、水素をエネルギーとして活用する場を拡大するため、民間と連携して取り組んでいる。

一方の岩谷産業は、水素燃料電池と蓄電池のハイブリッドで航行する日本初の旅客船「まほろば」を建造し、大阪・関西万博にて大阪市内から万博会場までをつなぐ旅客船として商業運航を実現。同社は万博終了後、同船を東京都に無償提供していた。

画像: 水素燃料電池と蓄電池のハイブリッド航行が特長。

水素燃料電池と蓄電池のハイブリッド航行が特長。

今回東京都は、同船が都民に親しまれる船とするべく、愛称の募集を開始。2026年8月31日までの応募期間中に寄せられたネーミングの中から東京都が有力候補を選出して、都民による投票で決定。2026年11月下旬を目途に東京都ホームページで発表される予定だ。

ちなみに、愛称応募時にメールアドレスを登録した人の中から、抽選で最大600名に先行予約での乗船機会が与えられる。また、愛称が投票候補に採用された人のうち、メールアドレスを登録した人には、水素燃料電池船乗船時に操舵室見学の権利が与えられるという。

なお、水素燃料電池船の運航事業の目的について東京都は、水素エネルギーの社会実装化推進と首都圏の産業と生活を支える国際物流拠点である東京港の役割、そして魅力の発信としている。「まほろば」は、2026年冬から東京港で就航し、水素や水素燃料電池船の有用性、東京港の役割などのPR、さらに環境学習イベントや国際的なイベントにも活用される見込みだ。


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