2025年10月24日、ICOMAは、Japan Mobility Show 2025の出展概要を発表した。ブースでは、主力製品「タタメルバイク」のほか、開発中の新製品も展示される。

開発中の新製品展示やワークショップも開催

ICOMAは、変形するおもちゃから着想を得た折りたたみ電動バイク「タタメルバイク」を手がけるスタートアップ。今回の出展では、同社史上最大規模となる70㎡のブースで、タタメルバイクや開発中の新プロダクト、他社とのコラボ製品のほか、「おもちゃ」を用いたワークショップも開催されるという。

電動バイク「タタメルバイク」

タタメルバイクはスーツケース程度のサイズに折りたためる電動バイク。付け替え可能なサイドパネルも特徴の一つで、これまで多数のクリエイターとのコラボレーション仕様が販売されてきた。

画像: タタメルバイクは折りたたみ可能な電動バイクだ。

タタメルバイクは折りたたみ可能な電動バイクだ。

今回のモビリティショーでは、パネルだけでなく本体デザインも変更できるスペシャルエディション「タタメルバイク プラス」のコンセプトモデルのほか、「逮捕しちゃうぞ」「ああっ女神さまっ」で知られる漫画家の藤島康介氏、「キルラキル」「ダーリン・イン・ザ・フランキス」などのアニメ制作に携わったイラストレーターのtarou2氏とのコラボエディションなども展示予定だ。

画像: 展示予定のスペシャルエディション(上)とコラボエディション。

展示予定のスペシャルエディション(上)とコラボエディション。

気になる価格は、タタメルバイク(通常モデル)は49万8000円、コラボエディションが50万8000円に設定されており、ICOMAの公式Webサイト上から購入できる。

【タタメルバイク 主要諸元】
車両区分        :原付一種
最高速度        :45km/h
全長×全幅×全高     :1234×650×1000mm
(折りたたみ時)     :690×250×650mm
重量          :63kg
航続距離        :30km(標準バッテリー)/70km(オプションバッテリー)
タイヤサイズ      :10インチ(前輪)/6.5インチ(後輪)
本体価格        :49万8000円

電動モビリティ「tatamo!(タタモ)」(新製品)

タタメルバイクで培った折りたたみ機構をブラッシュアップし、本体を折りたたむことでコンパクトな収容サイズに変型する電動モビリティのコンセプトモデル。高度な技術ではなく「おもちゃ」としてのシンプルな実装で、ロボットのような振る舞いをモビリティに取り込むというコンセプトのもと、距離センサーで人物をトラッキングして表情が変わるというコミュニケーション要素を取り入れることで、単なる乗り物としてだけではなく愛着を持てるモビリティとして開発されている。

画像: タタメルバイクのノウハウを活用して開発されている。

タタメルバイクのノウハウを活用して開発されている。

本体にはソフトウェアと小型モニター、距離センサーやカメラを搭載。ディスプレイにはTatamo!の「目」が表示され、距離や操作に応じてTatamo!の表情が変化することでモビリティとのコミュニケーションを実現しているという。

【tatamo!(タタモ) 主要諸元】
最高速度        :20km/h
全長×全幅×全高     :1130×600×937mm
(折りたたみ時)     :584×350×786mm
重量          :63kg
航続距離        :30km

原付ミニカー「セルフメイド」

ICOMAのメカニック担当が開発した原付ミニカー。バイクのパーツを流用し、フレームやサスアームは担当者自ら設計・製作している。公道で4万6,000km以上の走行実績を持ち、現在はスペックや外装をさらにブラッシュアップするプロジェクトが進行中だ。

画像: セルフメイドは一人のりの原付ミニカー。エンジンやモーターなど、パワートレインを選ぶことができるそうだ。

セルフメイドは一人のりの原付ミニカー。エンジンやモーターなど、パワートレインを選ぶことができるそうだ。

セルフメイドのプロジェクトに関する最新情報はICOMAのWebサイトやセルフメイドのYouTubeで配信される。また、受注生産での販売も行われ、製品版ではエンジンやモーターを選べるカスタマイズも可能とされている。

【セルフメイド 主要諸元】
車両区分        :ミニカー
重量          :170kg
航続距離        :30km

特定小型原付「KAYACAR(カヤッカー)」

ICOMAチーフエンジニアが設計した木製カート。特定小型原動機付自転車区分であるため、16歳以上が免許不要で運転できる電動モビリティだ。

画像: 木製の特定小型原付というユニークな一台。

木製の特定小型原付というユニークな一台。

KAYACARは高専や専門学校、大学などでの実習教材として、製図や3DCADの学習や試作などといった学習にも活用できるほか、観光地の木材資源とのコラボレーションやワークショップ、観光地周遊といった利用が想定されているという。

【KAYACAR(カヤッカー) 主要諸元】
車両区分        :特定小型原動機付自転車
最高速度        :20km/h
全長×全幅×全高     :1900×600×1300mm

ワークショップ

ブースで販売されるタタメルバイク カプセルトイをオリジナルシールや手書きデザインでカスタマイズするワークショップ。カプセルトイを購入すれば誰でも無料で参加可能だ。

【ワークショップ概要】
開催時間:会期中は随時
料金:500円(カプセルトイ購入費用、ワークショップは無料)
所要時間:約15分(パネルのみ、組み立て時間は別途)

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