2025年10月1日、ENEOSは東京都品川区にEVトラック、タクシー、バス向けのEV充電ステーション「大井充電ステーション」を開設した。全長9mのトラックまで対応し、ドライバー用の休憩設備も併設しているという。
トラックに対応した商用車専用のEV充電ステーションがオープン
物流事業者の商用車の電動化が進む中、充電待ちや充電コストの削減がEVトラック普及の課題となっている。
そこで、ENEOSは2025年10月1日、首都圏の物流需要地および大手EC・物流事業者の倉庫間を結ぶ拠点が多く所在する東京都品川区八潮地区に「大井充電ステーション」を開設。同施設には、3基6口の充電器が設置されており、最大6台の車両を同時に急速充電可能で、4年以上を目安に実証実験が行われる見込みだ。

7m車両と9m車両に対応し、ドライバー向けの休憩施設も併設されている。
また、EVトラック以外に、タクシー、バスも充電可能で、充電中にドライバーが休憩できるスペースも設置されている。
さらに、充電予約システムにより利用状況を常時確認できるため、充電待ちを解消し、物流オペレーションの効率化にも貢献できるとしている。
ENEOSは今後も「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」を両立させるため、全国約1万2000カ所のSSネットワークを活用し、EVユーザーの充電ニーズに応じた経路充電ネットワークの拡充を進めていく方針だ。
【大井充電ステーションの概要】
車室数:6台分(全長7m車両用:1台、全長9m車両用:5台)
充電器:3基6口(車室A・B:45kW、車室C・D・E・F:90kW)
休憩室設備:机・椅子、自動販売機、コンセント、トイレ、冷暖房など

