ダイゾーが手がけるEVトゥクトゥク「eNEO」シリーズにはハイパワーモデルの「NEO-ONE」と標準モデルの「NEO-Light」が存在する。本記事では、両モデルに試乗し、その使い勝手や走行感覚、実用性などを検証してみよう。

通常モデル「NEO-Light」の特徴

「NEO-Light」は曲線を多く使ったデザインにより、丸っこい外観が特徴の標準モデルとなる。ポップで多彩なボディカラー、「パウダーアイボリー」「レモンイエロー」「ライトグリーン」「ミストブルー」「ホワイト」の5種類をラインナップしていることもあわせて、かわいらしさに溢れたモデルといえる。

画像: 丸みを帯びたかわいらしいデザインとふんわりした乗り心地が特徴。

丸みを帯びたかわいらしいデザインとふんわりした乗り心地が特徴。

また「NEO-ONE」と比べて足まわりが少し柔らかい印象で、加速・減速時や旋回する際に車体が沈み込む量が多いため、ふわりとした乗り心地を重視する方はこちらのモデルを選ぶと良いかもしれない。

充電口は運転席の下に設けられており、その右には充電状況のインジケーター(表示灯)がある。

画像: 充電口と充電状況のインジケーター

充電口と充電状況のインジケーター

充電状況を表示するインジケーターは「NEO-ONE」とは異なり、充電中が赤ランプ、充電完了が緑ランプというシンプルなものを採用。車体の電源を起動せずに充電状況をサクッと確認できるのはeNEOシリーズに共通するアドバンテージである。

モーター出力が低いと聞くと「登坂能力」が気になるかもしれないが、東京都内の急坂「行人坂(平均勾配15.6%)」にて、成人男性2名が乗車した状態で坂道発進しても問題なく上れるパワーを持っている。

よほどの急坂地域でなければ「NEO-ONE」との性能差は気にならない程度と言えるだろう。

ちなみに車体価格は88万円と「NEO-ONE」比で9万9000円安く設定されているため、見た目のかわいさや価格の安さに魅力を感じる方はこちらのモデルを選ぶと良いのではないだろうか。

【主要諸元 NEO-Light】

全長×全幅×全高2160mm×1050mm×1570mm
ホイールベース1610mm
車両重量299kg
最高速度50km/h
定格出力2kW
バッテリーリン酸鉄リチウムイオン(60V・80A)
航続距離100km
駆動方式RWD
車両価格88万円

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