中国スタートアップ「PIX Moving」と日本のITシステム大手「TIS」が手を組んだことで始まった、自動運転ミニバス「Robo-Bus」の事業。自動運転レベル4による6人乗りの小さなシャトルバスだが、すでに国内大手企業からの受注も獲得しており、国内での生産も開始。そう遠くない将来にその姿が見られるようになりそうだ。
国内大手バス会社の受注も獲得して、運用開始は秒読み段階か
PIX Movingと日本は浅からぬ縁で結ばれている。2021年に日本法人「PIX日本」を設立して国内の大学や研究施設、大手企業との共同研究をスタート。2022年7月には日本のITサービス大手「TIS」とも資本業務提携を結び、MaaSやスマートシティ領域における新たなITサービスの創出を目指して協業を開始している。

金属3Dプリンティング技術によるワンピース成型を採用したシティコミューターも2025年中に欧州で発売予定。
さらに2024年6月には、TISとPIX中国本社による合弁会社「ピクセルインテリジェンス株式会社(PIX JV)」を設立。日本国内に工場を建設してMaaS用自動運転EVや各種ロボットの生産、提供を行うことが発表された。同年12月から神奈川県茅ケ崎市の新工場でRobo-Busや各種ロボットの生産を開始、2028年までには国内第2工場も建設予定だという。
観光・娯楽施設、郊外の大規模団地、大学キャンパス、そして空港など、ちょっとした移動を手軽に実現する「Robo-Bus」。すでに日本国内でも大手バス会社をはじめ大型受注を獲得しており、順次納車を開始するとのこと。まもなく日本のどこかで稼働が始まるだろう。
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