2025年、2月4日に開催された2024年第4四半期決算説明会にて、フェラーリのべネデット・ヴィーニャCEOは、2025年10月9日に開催予定の投資家向けイベント「キャピタルマーケットデー」で同社初のEVを披露すると明らかにした。EVの発売はかねてより言及されており、今回のコメントはそれを裏付けたかたちだ。(タイトル写真はイメージ:フェラーリ公式HP「The Official Ferrari Magazine」より)
確定した発表日。しかしその全貌は依然として明かされず
フェラーリの2024年の出荷台数は1万3752台。内訳は、ガソリンエンジン車が10モデルとハイブリッド(PHEV)が6モデルで、それぞれ総出荷台数の49%と51%という割合だ。官能的なエンジンサウンドで世界中のエンスージアストを魅了してきたフェラーリだが、いまや電動化モデルが半数を占めていることに改めて驚かされる。
その電動化の極めつけとなるのが、かねてより発売が予告されていた完全電動化モデル、つまり「EV」である。同社は2025年にブランド初のEVモデルの発売を予告していたが、その全貌は秘密のベールに覆われたままだ。
![画像: フェラーリは2030年までにラインナップ構成比を、EV40%、PHEV40%、そしてピュアな内燃機関搭載車20%とする計画を発表済み(2022年)。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783662/rc/2025/02/08/4d197408c18484a97ef4e6768ef4cef223ddc1af.jpg)
フェラーリは2030年までにラインナップ構成比を、EV40%、PHEV40%、そしてピュアな内燃機関搭載車20%とする計画を発表済み(2022年)。
そんな状況下、2月4日に開催された2024年第4四半期決算説明会にて、ヴィーニャCEOは2025年10月9日に開催予定の投資家向けイベント「キャピタルマーケットデー」において同社初のEVを披露すると明らかにした。
もっとも、「スタイル、パフォーマンス、運転体験においてユニークな全電動モデルになる」とほのめかすにとどめ、それが2ドアクーペスポーツカーのラインアップに加わるのか、あるいはプロサングエのような実用性も備えた4ドアクロスオーバーSUVになるのかは依然として口をつぐんだままではある。