2024年5月13日、ポルシェは911では初となるハイブリッドモデルの開発が完了し、市販準備が整ったと発表した。なお、5月28日にワールドプレミアが予定されている。

「911」にもいよいよハイブリッドモデルが登場

ポルシェ911は61年の歴史を持つポルシェの象徴とも言えるモデルで、今回は史上初となるハイブリッドドライブシステムが搭載されることになる。ハイブリッドドライブは911のキャラクターに合わせたパフォーマンス重視のセッティングがなされ、よりダイナミックな走りを楽しむことができるようになるそうだ。

極寒から灼熱の暑さまで様々な事態を想定した世界中のあらゆる条件下でのテストを行い、ドライブトレインの負荷が高い峠道の過酷な状況や、ストップ&ゴーの多い市街地の交通環境でも、課題を見事に克服したという。エンジニアとテストドライバーは合計で500万km以上にも及ぶ開発走行を記録したとのことだ。

画像: 地球上のあらゆる場所で走りこみを行い、走行性能や耐久性などをチェックしたそうだ

地球上のあらゆる場所で走りこみを行い、走行性能や耐久性などをチェックしたそうだ

ポルシェのブランドアイコンである「911」の開発では、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでのテストとチューニングは常に特別な意味を持つ。そして今回、ポルシェブランドアンバサダーのイェルク・ベルクマイスターが、パフォーマンステストの過程で先代モデルを8.7秒上回る7分16秒934のラップタイムを記録した。なお、このテスト車両には、標準ロードタイヤに加えて、高速走行時のダウンフォースを高める固定式リアウイングを備えたエアロキットが装着されている。

画像: 先代の911と比較してラップタイムを8.7秒短縮している

先代の911と比較してラップタイムを8.7秒短縮している

ベルクマイスター氏いわく「新しい911はサーキットでも速度が向上した。グリップの向上、パワーの大幅な増大、そしてパフォーマンスハイブリッドの自然なレスポンスも大きなメリット」だそうで、5月28日に公開される市販モデルが楽しみだ。

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