2024年5月13日、本田技研工業(ホンダ)は軽自動車規格のEV「N-VAN e:」の発売に先駆けて、充電器やV2Hなど住宅の充電環境づくりについてのサポートを開始した。

N-VAN e:の予約注文を開始。発売は2024年秋の予定

低速域でストップ&ゴーの多い街中を走行し、また1日あたりの平均走行距離が比較的短い70kmほどと言われている軽商用車において、モーター駆動のEVに大きなメリットがあるとして、社有車に導入する企業が増えている。現在国産車メーカーで軽商用EVをラインナップしているのは三菱(ミニキャブEV)だけだが、2024年秋にホンダ(N-VAN e:)が参入する。

N-VAN e:の開発・発売にあたっては満充電時の航続可能距離をWLTCモード210km以上、車両価格を200万円未満を目標値として設定されていることから、大きな競争力を持つことが予測されている。車両の詳細が公表される2024年6月も間近に迫ってきていることもあって、期待は高まっている。

画像: 従来は廃棄されてきた自動車用バンパーをリサイクルしてフロントグリルを製造、N-VAN e:に採用される。

従来は廃棄されてきた自動車用バンパーをリサイクルしてフロントグリルを製造、N-VAN e:に採用される。

その発売を前にして、充電環境を整えるためのサポート体制が今回発表された。販売店であるHonda Carsをとおして、ビックカメラの充電器設置サービスと、ENEOS Powerが手掛ける家庭用電力販売事業「ENEOSでんき」の電気料金サービスの提供を開始したという。

ビックカメラの自宅充電器設置サービスでは、AC200Vの壁掛けタイプやV2H(Vehicle to Home)もラインナップして、使用環境やユーザーに応じた充電環境づくりの提案、そして施工からアフターサービスまでをワンストップで提供するとしている。

一方のENEOSでんきでは、電動車ユーザーに向けた時間帯別電気料金メニュー「EV夜とくプラン」を設定。このプランには午前1時~午前5時の特定時間帯の電気料金を安くする「EVタイム」を導入して、リーズナブルにEVを運用できるようにしているという。

2024年5月から車両の予約注文の受付を開始しているので、こうした充電・電気サービスといった環境づくりも合わせて相談してみるのも良さそうだ。

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