2024年2月16日、マクニカは茨城県常陸太田市において、特定環境下でレベル4に対応した最新型車両である自動運転EVバス「NAVYA EVO」の国内初となる定常運行を開始した。自動運転EVバスの位置情報やバス停、周辺店舗情報は行政情報アプリ「じょうづるさんナビ」上で確認できる。

レベル3対応の前モデル「NAVYA ARMA」

常陸太田市では、中心市街地に位置する「東部地区」で商業/業務用地の整備を進めており、この地区での多様な移動ニーズへの対応、環境に配慮した交通システムの構築、次世代技術との融合による魅力あるまちづくりの推進を図る取り組みの一環として、2023年2月17日から23日まで自動運転EVバス「NAVYA ARMA」の実証実験を実施してきた。

その結果を踏まえて、マクニカが提供するレベル4に対応した新モデルの自動運転EVバス「EVO」を活用した自動運転サービスの実用化がなったという経緯がある。

ARMAは自動運転システムを搭載した乗車定員15人、最高速25km/hの自動運転EVバスで、1回の充電につき9時間(100km)の自動走行が可能だ。

2020年には、羽田イノベーションシティや茨城県境町で生活路線バスや無料循環バスとして定常運行され、以降は全国の自治体で次々に導入されているため、現在日本でもっとも自動運転の実績を上げているモデルと言えるだろう。

画像: 小型の自動運転バスとしてすでに実績を上げている

小型の自動運転バスとしてすでに実績を上げている

乗車定員15名(座席11人、立席4人)、最高速25km/h、航続距離100kmということで、地域のコミュニティバスなどに適した設計がなされているのが特徴的だ。

【主要諸元 NAVYA ARMA】
全長×全幅×全高 :4750×2110×2650mm
車両重量 :2400kg
乗車定員:15名(座席11人・立席4人)
航続距離 :100km
最高速:25km/h
登坂能力:10〜12%

レベル4対応の新型モデル「NAVYA EVO」

デザインやスペックは前モデルの「ARMA」とほぼ同一で、一番の違いは私有地などの限定エリアでオペレーターの同乗なしで「自動運転レベル4」を実現している点にある。

今回の定常運行開始にあたって、マクニカは自動運転EVバスの運行、自動運転走行に必要なデータ取得/セットアップ、技術的取得データを提供し、車両の走行データを遠隔監視システムに連携させることで、自動運転EVバスの走行情報をリアルタイムに離れた場所で確認することが可能になった。

画像: 最新モデルの「EVO」は、スペックをほぼ踏襲した上で、自動運転レベル4に対応している

最新モデルの「EVO」は、スペックをほぼ踏襲した上で、自動運転レベル4に対応している

また、商業施設や自治体アプリとの連携を視野に入れて、自動運転EVバスのリアルタイムでの位置情報やバス停、周辺店舗情報を統合、可視化したデジタルマップを常陸太田市行政情報アプリ「じょうづるさんナビ」を通して提供するなど、ユーザーだけでなく地域の商業施設、自治体サービスにも貢献していくそうだ。

【主要諸元 NAVYA EVO】
全長×全幅×全高( )内はARMA比 :4780(+30)×2100(-10)×2670(+20)mm
車両重量 :2600kg
乗車定員:15名(座席11人・立席4人)
航続距離 :100km
最高速:25km/h
登坂能力:10〜12%

運行の詳細

乗車方法

一般のバス同様に、事前予約なしで、発車時刻までに停留所に行くスタイル。乗車料金は無料と利用しやすい配慮がなされるが、荒天時は運休となり、満席(乗車定員9名)になると乗車できない場合がある点には注意が必要だ。

その他運行の詳細については、常陸太田市ホームページ、または「じょうづるさんナビ」アプリを確認してほしい。

運行ルート・停留所

画像: 運行ルート・停留所

時刻表

画像: 時刻表

全国でバス運転手の不足が問題となる中、「NAVYA EVO」のような自動運転バスが解決への有効な手段となるのか、今後の動向には注目である。

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