2023年12月18日、日産と日産モータースポーツ&カスタマイズは「東京オートサロン2024」の出展概要を公開した。注目は日本初開催のフォーミュラE「Tokyo E-Prix」に参戦するGen3マシンの展示で、そのほかにも「キャラバン」、「エクストレイル」、「ルークス」、「マーチ」のコンセプトカーやNISMOロードカーに加え、「AUTECH」ブランドからも2台が展示される。(タイトル写真はDisaster Support Mobile-Hub)

フォーミュラE Gen3マシン「NISSAN e-4ORCE 04」の実車展示に注目

今回の日産ブースの目玉と言えるのは、2022年12月に公開されたフォーミュラE Gen3マシン「NISSAN e-4ORCE 04」の実車展示である。同車は、日本を象徴する花の一つである桜のデザインを取り入れた印象的なカラーリングが印象的で、約2カ月後に迫ったフォーミュラE「Tokyo E-Prix」に参戦するモデルとなる。

画像: フォーミュラE参戦車両「NISSAN e-4ORCE 04」

フォーミュラE参戦車両「NISSAN e-4ORCE 04」

展示車両一覧

Disaster Support Mobile-Hub(参考出品)

「キャラバン」をベースにした、緊急・災害時には防災拠点にもなる支援車両(Mobile-Hub)としてカスタムされた一台。2023年9月発売の「ポータブルバッテリー from LEAF」を複数搭載し、避難時のライフラインをはじめ、様々な困りごとを解決できる装備を搭載している。

画像: キャラバンのルーフ部分にバッテリーを搭載

キャラバンのルーフ部分にバッテリーを搭載

近年は地球温暖化の進展により異常気象が多発しているので、こうした普通のカスタムカーではない「災害対応車両」の開発は重要であるといえるだろう。

X-TRAIL CRAWLER CONCEPT(参考出品)

「エクストレイル」をベースに、オフロードテイストとタフギア感をさらに向上させたコンセプトモデル。エクステリアでは傾斜がきつく険しい地形をクルマにて走破するロッククローリングの世界が表現され、ラゲッジエリアには「エクストレイル」が追求してきた道具感を訴求するアイテムを装備している。

画像: 現状ではシルエットのみが公開されており、イベントで全容が初公開されるようだ

現状ではシルエットのみが公開されており、イベントで全容が初公開されるようだ

ROOX BEAMS CUSTOMIZED CONCEPT(参考出品)

2023年6月にマイナーチェンジした「ルークス」をベースに、ファッション・雑貨・アート分野で事業展開するセレクトショップ「BEAMS」がカスタムを監修したコンセプトカー。「思わず出かけたくなるクルマ」をコンセプトに、ファッションシーンやさまざまなニーズに応える素材であるデニムを内外装のテーマに使用されているのが特徴。「BEAMS」ブランドならではの遊び心が随所にあしらわれ、自分らしさを表現できるクルマとしてカスタマイズされている。

画像: BEAMSデザインのインテリアで雰囲気が一新している

BEAMSデザインのインテリアで雰囲気が一新している

MARCH Patissier CONCEPT(参考出品)

昨年の東京オートサロンにて展示された「CUBE Refreshed & Retro Concept」に続く、日産中古車プロジェクトの第二弾モデルとなる。今回は、「マーチ」をベースに中古車の楽しみ方を提案し、“夢を追う若者のライフスタイルに寄り添うクルマ”であることをプロジェクトコンセプトとして、「パティシエ」をテーマにカスタマイズを施されている。

画像: 新車販売を終了したマーチも、カスタムすることで "新鮮" な雰囲気を楽しめる

新車販売を終了したマーチも、カスタムすることで "新鮮" な雰囲気を楽しめる

以上のラインナップは普段街中で見かける車両たちで、日産カスタムで見た目がどう変化するのかを楽しめる。また、日産ブース内にはグッズ販売のコーナーを設置し、「NISSAN」ブランド、「NISMO」ブランドのグッズミニカー等の販売も行われるそうだ。

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