2&4メーカーのホンダは昔から"6輪生活"を消費者に提案してきた
2輪も4輪もともに手がけるメジャーメーカーといえば、多くの人はスズキ、BMW、そしてホンダの名前をあげるだろう。この3社のなかでホンダは、過去に最も2輪と4輪を一緒に遊ぶことを、製品作りをとおして提案してきた企業といえるだろう。
1960年代、アメリカ市場の子供用ミニバイク需要をにらんで企画したホンダモンキー(米輸出名ミニ トレール)とダックスホンダ(米輸出名トレール)は、それぞれ日本市場では乗用車のトランクスペース積んで運べることを、セールスポイントのひとつとしてアピールしていた。
日本より経済的に豊かで、趣味の2輪文化が発展していたアメリカでは、バンやトラックなどでオートバイを運んで、出先で乗って楽しむという遊び方が当たり前のこととして普及していた。一方日本では、戦後の1960年代にようやくマイカー時代が到来するという背景もあり、"6輪生活"というホビーのスタイルを楽しめる人は、極一部の人に限られていた。

1967年から日本市場でも販売されることになった、初代モンキーことZ50M。ハンドルロックを緩めることで、ハンドルを折りたたむことが可能。シートもレバー操作でたため、その際にシートはテールランプを保護する役目を果たす。燃料タンクのキャップは漏れ防止機能付き。容易にキャブレターからガソリンを抜くことができるなど、車載の際のガソリンにまつわるトラブルを防止する工夫が施されたいる。
www.autoby.jp
1969年に日本市場で販売されたダックスホンダ。フロントエンド一式を取り外せるバージョンも用意されており、乗用車の(カタログ写真はトヨタ コロナ マークⅡ)のトランクにすっぽり収納するできることをセールスポイントとしてアピール。ホンダ車、そして他社車の、積載の可否がひとめでわかる一覧表も用意され、トランクに収まりきらない場合は「リアシートにお積み下さい」と注意書で案内していた。なお積載時の擦過による傷を抑止するために、オプションとして各部カバーやプロテクターをセットにしたセッティングキットもあった。
www.autoby.jp