2023年9月25日(現地時間)、英国ロンドンで開催されたNDE(日産デザインヨーロッパ)の20周年記念イベントに於いて、日産自動車の内田誠社長兼CEOは、今後欧州で発売する新型車はすべてEVとなり、現在人気の高いシリーズハイブリッドe-POWER搭載車を含む内燃機関車は2030年までに販売を終了すると発表。併せて2024年に欧州で発売予定のマイクラ後継車をベースにしたコンセプトカー「コンセプト20-30(20-30 Concept)」も公開した。なお、日本国内や北米向けの車両では、今後もe-POWER搭載車など内燃機関車の開発は継続する。

マイクラ後継EVは2024年に欧州発売、続くのはリーフ後継車か

このイベントでは、2024年に欧州で発売予定のマイクラ後継車をベースにしたコンセプトカー「コンセプト20-30(20-30 Concept)」も世界初公開された。マイクラ後継車は、日産/ルノー/三菱のアライアンスで共用されるCMF-BEVをベースに、ルノーの工場で生産される新型コンパクトEV。やはり2024年から生産が始まるルノーR5の事実上の兄弟車だ。

公開されたコンセプトモデルでは、すでに発表されているマイクラ後継車のティーザーイメージを色濃く反映している。薄い上下の半円で構成されたLEDヘッドライトおよびリアのコンビネーションランプが印象的だが、これは生産車でも用いられる最新のLEDテクノロジーによるもの。ボディはレーシングマシンさながらだが、かつてのBe-1、パオ、フィガロ、Sカーゴなど往年のパイクカーシリーズを彷彿とさせる遊び心も盛り込まれている。

2025年からは英国サンダーランド工場でCMF-EVプラットフォームを使用するリーフ後継車の生産も始まる。同工場では、前述のキャシュカイやエクストレイル後継となるEVも生産される。

EVを巡る状況はまだまだ流動的だ。欧州ではEU委員会で決定された2035年のゴールポストは揺ぎないはずだが、それぞれの国の経済状態や政権、そして攻勢を強める中国メーカーなどの動向も絡んで不測の事態は起こりえる。一方で、今後さらに自動車メーカー各社の“脱エンジン宣言”が続くだろう。

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