米国で先行発売されていた11代目となる新型アコードが、2023年9月21日に2024年春より日本でも販売されることが発表された。その新型アコードでスマートモビリティJPが注目したのは「Google ビルトイン」を搭載したことだ。(タイトル写真は「Google ビルトイン」を採用した新型アコードのインパネ)

アンドロイドオートとはまったくの別物

初代から一貫して持ち続けてきた「人と時代に調和したクルマ」の思想を踏襲しつつ、新型アコードには2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジンと高出力モーターを組み合わせた新開発2モーター式ハイブリッドシステムが搭載された。

その上でDセグメントにふさわしい高品質なインテリアと、最新のコネクティビティや全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360」安全技術を装備した“新世代のミドルサイズセダン”となっている。

画像: 11代目の新型アコード。セダンながら全体にアイポイントが低いファストバックスタイルを採用し、スポーティさを際立てている。

11代目の新型アコード。セダンながら全体にアイポイントが低いファストバックスタイルを採用し、スポーティさを際立てている。

そんな新型アコードの中で注目すべきは、国内のホンダ車として初となる車載向けコネクテッドサービス「Google ビルトイン」を搭載したことだろう。ここでは撮影会で体験したこの機能について詳しく解説したい。

ありがちなのは「Android Auto(アンドロイドオート)」との混同だ。Android AutoはディスプレイオーディオなどとAndroidスマホを接続した時にスマホ内のアプリが使えるようになるもので、それはあくまでスマホ側のアプリをAndroid Auto上で展開するものだ。

それに対して「Google ビルトイン」では、インフォテイメントシステムをAndroid化している。これはつまり、インフォテイメントシステムそのものをスマホ化したと考えても差し支えない。

そして、音声入力で様々なコマンドに対応できるのがGoogleアシスタントだ。今どき音声操作に対応すること自体、決して珍しくはないが、この機能のすごさはその使いやすさにある。ウェイクアップワードである“OK Google”と発すれば(音声コントロールボタンや画面上のGoogleアシスタントのアイコンをタップしても可能)直ちにコマンド入力モードが立ち上がり、思いついたことをそのまま声に出すだけですぐにシステムが対応してくれるのだ。

しかも、その認識率は走行中でもほぼ完璧にこなせるほど高く、さらに対応できる幅が広いことも使い勝手の良さを高める大きな要素となっている。

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