このところ、英ロータスが活発な動きを見せている。2023年9月8日(現地時間)に米ニューヨークにおいて、電動のグランドツアラー「Emeya(エメヤ)」を発表したのだ。その驚きの高性能ぶりを紹介しよう。

パフォーマンスEVのフラッグシップモデル

ロータスが先日、日本市場導入を発表した電動SUV「エレトレ」に続く第二弾モデルとして、電動グランドツアラー「Emeya(エメヤ)」を発表した。エメヤは同社初の「4ドア ハイパーGT」であり、アクティブエアロダイナミクス機能や充実した先進装備を搭載した、次世代ロータス車のフラッグシップにふさわしいモデルに仕上げられている。

空力関係では、エレトレにも採用されたアクティブフロントグリルとアクティブエアリップを採用。フロントグリルは閉じることで走行中の空気抵抗を減少させ、バッテリーとブレーキが加熱した際には冷却効率を高めるために開放する機構で、アクティブエアリップは高速走行時のダウンフォースを増加させ、ハンドリングと安定性を向上させる。

画像: アクティブフロントグリルは自動で開閉する

アクティブフロントグリルは自動で開閉する

また、リアにはモータースポーツに着想を得たアクティブリアディフューザーや、215kg以上のネットダウンフォースを発生させる、アクティブデュアルレイヤーリアスポイラーを装備。オンボードセンサーが 1 秒間に 1000 回前方の路面を読み取り、車両を自動的に調整する電子制御エアサスペンションシステムも搭載された。

これらに加えて、最高出力675kW、最大トルク985Nmの電動モーターを装備したことで、最高速は256km/h、0→100km/h加速は2.78秒というハイパフォーマンスを誇るモデルになっている。

安心・快適な先進装備

ドライバー目線では、55インチのARヘッドアップディスプレイ (HUD)に、リアルタイムの道路情報とナビゲーション、先進運転支援システムのデータを組み合わせ、方向指示 器、障害物警告、車線逸脱、前方衝突警告、ブラインドスポットモニターを表示されるので、運転に必要な情報に直観的にアクセスできる。

同乗者目線では、KEFの車載オーディオシステムを採用し、受賞歴のある「Uni-Q」テクノロジーを用いたスピーカーと「Uni-Core」省スペースサブウーファーエンクロージャー、ドルビーアトモス対応の3Dサラウンドサウンドシステムを組み合わせることで、没入感のある音響空間を楽しめる。

画像: 外音に関わらず、最高の音響空間が演出される

外音に関わらず、最高の音響空間が演出される

また、車体に設置された振動センサーがタイヤとサスペンションの動きを検知し、アルゴリズムがスピーカーを通して逆位相の音響信号を生成し、干渉を打ち消すロードノイズキャンセレーション機構を内臓しているので、外界の音に左右されない静かなオーディオ体験を実現した。

さらに、最大350kWの急速充電に対応しており、5分で航続距離150km分の充電が可能な仕様になっていることも特徴のひとつだ。

ロータス エメイヤ 主要諸元

画像: ロータス エメイヤ 主要諸元

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