2023年8月21日、ベントレーモーターズとザ・リトル・カー・カンパニーはベントレーの名車「ブロワー」をオリジナルの85%のサイズで復刻した「ブロワージュニア」(Blower Jnr)を発表した。

復刻元となった名車「ブロワー」とは

オリジナルのブロワーは、スーパーチャージャー付き4.5リッターエンジン搭載のレーシングカー。1929年から1931年にかけて製造され、ル・マン24時間レースにも参戦している。中でも1930年のル・マン24時間レースでは平均速度144km/h、一周6分48秒というコースレコードを記録するなど圧倒的な速さを見せた2号車の活躍が有名である。

画像: 後ろに見える車両がオリジナルのブロワー。

後ろに見える車両がオリジナルのブロワー。

マシントラブルや事故などにより、結局ブロワーが耐久レースで優勝したことは一度もなかったが、戦前のベントレーを象徴する一台であることは間違いない。

ベントレーとザ・リトル・カー・カンパニーのコラボモデル

ブロワージュニアはザ・リトル・カー・カンパニーとベントレーヘリテージコレクションとのコラボレーションによって誕生した。ザ・リトル・カー・カンパニーは、ブガッティやアストンマーティンの過去の名車を3/4サイズなどで忠実に再現したミニチュアモデルを製造してきたユニークな会社だ。

今回のベントレーコラボでは、1929年製の2号車を使用。85%にスケールダウンしており、全長3.7m、全幅1.5 mになっている。

画像: オリジナルではスーパーチャージャーだった箇所が、復刻版では充電口になっている

オリジナルではスーパーチャージャーだった箇所が、復刻版では充電口になっている

また、ザ・リトル・カー・カンパニーがこれまで製造してきた車両とは異なり、ブロワージュニアは道路を走行することを想定して設計されているため、公道を実際に走行することができる "車両" に仕上げられている。

他のベントレーの車両と同じ基準を満たし、48V電動パワートレインに15kWのモーターを採用し、最高速72km/h、航続距離は約104km。大人2名がタンデム方式で前後に着座できる小型EVとして乗車することができる。

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