フォルクスワーゲンのSUVスタイル新型BEV(バッテリー電気自動車)「ID.4」。今回はフォルクスワーゲンジャパンがある品川からそのまま行けば片道130kmほどの、千葉県銚子市までを往復する一泊二日の小旅行を意識した試乗イベントの2日目編をお届け。フォルクスワーゲンの急速充電器ネットワーク「プレミアム チャージング アライアンス(PCA)」での90kW充電体験もレビューする。

銚子〜品川の旅路と観光スポット

一日目はバッテリー残量が63%で目的地へは余裕で到着。平均電費は6.3km/kWhと高速道路を多く走った割にはまずまずのデータ。何より大容量バッテリーを搭載するメリットを実感した。

そして二日目。この日のマスト要件はフォルクスワーゲン木更津に立ち寄って急速充電システム「PCA(Premium Charging Alliance)」で充電して帰ることのみ。直接向かえば120km弱の距離。高速道を使って進めば、昼前には着いてしまうと予想された。

そこで、千葉県内でいくつか立ち寄ってID.4を撮影しながら木更津へ向かうことを計画。まずは銚子ならではの醤油工場のど真ん中にある「仲ノ町駅」に立ち寄って、6年ぶりに黒字となった銚子電鉄を軽く見学することにした。

銚子市内の道路は千葉県内の地方都市としては異例に広く、アップダウンも少ないことからとても走りやすい。それだけに、ID.4はアクセルを軽く踏み込んだだけで力強いトルクで快適に移動できた。

画像: 昭和の風情が色濃く残る仲ノ町駅での一枚。

昭和の風情が色濃く残る仲ノ町駅での一枚。

仲ノ町駅の佇まいは“昭和”そのもの。駅のロビー(って言えるのか?)には改札に立つ駅員のスペースがあったり、手書きの旅客運賃表があったりと、こんな光景を見たのは何十年ぶりだろうっていう感じ。ベンチに貼ってある「ヤマサしょうゆ」の看板もなかなかの味わいを出している。ここで硬券(切符)を買っておくべきだった・・と思ったのは後の祭り。

仲ノ町駅を見学した後は一般道を使って飯岡海水浴場へ。ここはこの時期なら海水浴場にも関わらず車両の乗り入れができる。太平洋をバックに撮影するには絶好の場所だ。ここまでの距離は13kmほど。現地に到着すると、バッテリーは57%にまで減ったが、気分的には二日目のスタート時からほとんど減っていないという感覚だ。しかも、平坦な一般道を走行したせいか、電費は7.3km/kWhと急激に向上していた。

画像: 飯岡海水浴場は海岸に車両乗り入れが可能な浜辺

飯岡海水浴場は海岸に車両乗り入れが可能な浜辺

This article is a sponsored article by
''.