EV走行可能距離は17インチタイヤ装着車なら105km
「プリウス」は1月にフルモデルチェンジを受けた。新型の特徴は、「Hybrid Reborn」をコンセプトに、従来からの高い環境性能を備えたまま、それに「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を加えたエモーショナルなクルマを目指したところにある。
その新型「プリウス」の最上級グレードとなる「Z」に、プラグインハイブリッドが追加されたのだ。
その特徴となるのが、最新の第5世代ハイブリッドシステムをベースにした「2.0プラグインハイブリッドシステム」だ。2リッターの直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたシステム最高出力は164kW(223ps)。0→100km/h加速6.7秒というスポーツカー並みの動力性能を得ながら、燃費性能は17インチタイヤ装着車で30.1km/L、19インチタイヤ装着車で26.0km/Lを実現した。
EV走行距離は17インチタイヤ装着車で105km、19インチタイヤ装着車で87kmとなる。17インチタイヤ装着車では先代の75%もEV走行距離が伸びていることになる。
また、プラグインハイブリッドならではの機能として、バッテリーに溜めた電力を外部に供給する「EV給電モード」、エンジンを併用しながら電力供給する「HEV給電モード」を備える。「HEV給電モード」であれば、満充電・ガソリン満タンであれば、一般家庭約5日分の電力供給を可能とする。
また、1年間で走行距離1250kmに相当する電力を生み出す第2世代の「ソーラー発電」をオプションとしてルーフに設置することも可能だ。
プラグインハイブリッド専用デザインとしては、フロントに金属調シルバー塗装のロアグリルと、リアのグレースモークカラーのテールランプ、専用デザインの19インチアルミホイールが用意されている。
新型プリウスPHEVは「Z」グレードのFFのみの設定で、車両価格は460万円となる。