自動運転技術を公道環境で通年実証
NTTグループはこれまで、全国に広がる同グループの運用体制を活用し、自動運転実証に参画するとともに、May MobilityやNavyaなどの自動運転関連企業への出資を通じて自動運転車両の提供を行うとともに、IOWN構想を活用した通信技術の高度化により、自動運転の安全性や信頼性の向上に取り組んできた。
2025年12月には、自動運転の車両調達、導入から運用までを一体的に支援するための新会社「NTTモビリティ」を設立。2026年6月1日から、NTT武蔵野研究開発センター周辺の公道を含むエリアに、自動運転実証フィールド「Co-Creation Hub」を稼働開始するという。
同フィールド開設の目的は3点あり、自動運転運行の安全性確保と向上、自動運転車両の遠隔監視・管制の確立・効率化、自治体・交通事業者が導入・継続できる自動運転サービスモデルの構築が挙げられている。
実証実験では、トヨタのバス型BEV「e-Palette」や、同社のミニバン「シエナ」をベースに改造した車両など複数タイプの車両が使用され、繁華街や住宅街など自動車、歩行者、自転車が混在する公道環境での運行を通年で行うほか、交通事業者・自治体・サービス事業者等の多様なパートナーとの連携実証も実施される見込みだ。

トヨタの「e-Palette」をベースとして改造した車両(左)と「シエナ」をベースとして改造した車両が使用される。
また、複数車種、複数ルート、複数車両を同時監視・管制する実証やそれを支える高信頼通信実現に向けた検証、スマートポールの実装による路側センサーと車両の協調実証なども行う。
今後、2026年10月にかけて調律走行やデータ取得を行い、同年11月にプレ走行を開始、2027年1月から本走行が実施される予定だ。

今年度の実証スケジュール。
【実証内容】
・多彩な公道ルートにおける運行実証
繁華街・住宅街等を含む複数ルートの走行品質・安全性向上実証を通年実施
・多様な車両モデル・ADK 技術の運行実証・L4認定取得
e-Palette(バス型)、シエナ(乗用車)など複数タイプを運行
・遠隔監視・管制の高度化・効率化に向けた実証
複数車種・複数ルート・複数車両の同時監視・管制の実証に加え、そのために必要な高信頼通信の実現に向けた検証実施
・スマートポールの実装と車両との協調実証
路側センサーや予測機能・安定通信により死角リスク低減や異常検知を高度化、及び車両側センサー機能の軽減検証
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