2025年12月、ホンダ エアクラフト カンパニーは、既存のホンダジェットの性能を向上させる新しいパフォーマンスパッケージ「APMG S」を発売した。APMG Sは操縦精度や横風対応能力の向上など、最新技術を既存機に提供することで利便性を向上させることを目的としている。

10周年の節目に、既存機向けアップグレードパッケージを発売

ホンダジェットは、ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーが手がける小型ビジネスジェット機のシリーズ。

最大の特長はユニークなエンジンレイアウトにあり、エンジンを主翼上面に配置することで、室内空間拡大による快適性アップに加え、空気抵抗を抑制し速度・燃費の向上を実現した画期的なモデルとして高い注目を集めている。

画像: ホンダジェットは小型ビジネスジェット市場で人気のモデルだ。

ホンダジェットは小型ビジネスジェット市場で人気のモデルだ。

2015年12月に米国連邦航空局(FAA)から型式証明を取得し、第一号機を納入してからの10年間に、革新的な技術と信頼性によりビジネスジェット市場で順調に事業を拡大し、世界中の顧客に新しい価値を提供し続けてきた。

現在、ホンダは従来モデルより大型の新モデル「ホンダジェット エシュロン」の開発を進める一方で、既存のホンダジェットにも最新技術の提供を続けている。

今回発売されたパフォーマンスパッケージ「APMG S」は、すでに購入した機体に対して最新機種同等の先進技術を導入するアップグレードパッケージとして登場した。

同パッケージを適用すると、「ホンダジェット エリート S」の特長である「Advanced Steering Augmentation System(ASAS)」による操縦精度や横風対応能力の向上など、先進技術がもたらす快適な飛行が可能になる。

画像: アップグレードパッケージを導入したホンダジェットのイメージ。

アップグレードパッケージを導入したホンダジェットのイメージ。

同パッケージは米国連邦航空局(FAA)の認証を取得しており、すでに米国ではホンダのグリーンズボロサービスセンターで提供を開始しているほか、各国の航空局認証を取得後、認定サービスセンターを通じて順次グローバル展開も行われる予定だ。

さらに、ホンダが展開する中古機販売プログラムにおいても、「APMG S」を適用したホンダジェットの中古機販売を2026年から米国で開始予定である。同中古機販売プログラムは、ホンダジェットブランドの高い品質と信頼性を持つ、徹底した検査や整備を経た機体を取り扱っている。今回の「APMG S」適用機の追加により、顧客の選択肢がさらに広がることとなる。

【ホンダジェット APMG S適用による主な性能の向上内容】
・アビオニクスのソフトウェアおよびハードウェアのアップグレードによる処理速度の向上
・ASASの搭載による、操縦精度や横風対応能力の拡大
・「ホンダジェット APMG」および「ホンダジェット APMG S」未適用の初期型ホンダジェットと比較し、最大離陸重量が300ポンド(136kg)増加
・積載量や燃料情報を入力すると離着陸時の重量を自動で推定する、グラフィカルな重量・重心計算機能を追加

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