「次世代モビリティコーナー」は2号館で展開。

「次世代モビリティコーナー」が展開されている、会場2号館の案内図。2号館では他に、日産、三菱などのメーカーブース、観光・地方創成コーナーなどのブース展示が行われている。
今回、「Japan Mobility Show Kansai 2025 / 第13回大阪モーターショー」においては、会場であるインテックス大阪全館を展示ゾーンとして使用しているが、今回新設されることとなった「次世代モビリティコーナー」は、その中の2号館において展開されている。まずは同館の主だった出展社のブースの様子をお届けしよう。
リュウド

リュウド社、特定小型原付の嚆矢にしてエースモデルである「RE001」。これまで、車体カラーは青色の一種類のみであったが、新たに黒色のモデルが発売される事になった。
2号館、入口すぐの箇所にブースを構えるリュウドは、特定小型原付モデル「RE001」を出展している。
「RE001」は前一輪、後二輪という三輪構造の特定小型原付モデル。その最大の特徴は卓越した走行安定性で、特定小型原動機付自転車の基準限界である全長190cm×全幅60cmに設定された、重量139kgの車体と600wのモーターにより、坂道や悪路等においても安定した走行を実現。また長さ550mm × 幅590mm、最大30kgの積載が可能な荷台を備え、免許返納後のシニアの移動手段に適合した条件を備えている。
ブースにおいては従来の青色のモデルに加え、10月より新たにラインナップに加わった黒色の車体も展示されている。
ストリーモ

転びにくく、段差にも強い走行性能が評価され、業務用車両として数々の採用実績を持つ「ストリーモ」だが、個人用のモビリティとして購入・使用することも可能だ。
ストリーモは、同社の主力製品である立ち乗り三輪モビリティ「ストリーモ S01JTA」を出展。
ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION」発という出自を持ち、同社独自の技術である「バランスアシストシステム」により、転びにくく、悪路や段差等においても安定感のある走行を可能とした「ストリーモ」。その性能が高く評価され、個人としての使用は勿論のこと、倉庫や消防署などの業務用途、観光地・商業地におけるレンタルサービスにおいても採用された実績を持つ。

ブースにおいては、「ストリーモ」の購入方法についての相談にも応じている。オンラインで直接車体を購入するか、それとも取扱店舗で購入するかについては、様々な要素を考慮し悔いのない選択をすることが肝要だ。
同社ブースにおいては、そんな同製品に関する展示・説明は勿論のこと、車両の購入方法に関する相談にも応じている。「ストリーモ」に限らず、電動モビリティの購入方法によっては、その後の故障・部品交換等の際のサポート環境が大きく異なってくることもあり得るため、いずれの選択が自身にマッチするかをしっかり見極めたいところだ。
ELEMOs

電動モビリティでは希少な小型四輪EVをラインナップする。ELEMOs。
二輪・三輪の電動モビリティが多数を占める中、小型四輪EVという希少な車種を精力的に提供しているELEMOs。本イベントにおいては「ELEMOs4 REBORN」、「エレカーゴ」、「エレポーターPRO」の3車種を展示している。
スペックも価格も異なる3種の車体だが、端的に選択基準を挙げるとするならば、
・荷物の積載を考慮せず、コンパクトな車体での移動を希望するらば「ELEMOs4 REBORN」
・大量の荷物を積載し、移動する機会が多いのであれば「エレカーゴ」
・大量ではないが、多少の荷物を積載し移動する機会が多いのであれば「エレポーターPRO」
という塩梅だという。購入を検討する際には、上記の選択基準に自身の移動環境を重ね合わせ、最もマッチする車種を選択するのが良いだろう。
トヨタ・ダイハツ

トヨタより発売されているシニアカー「C+walk S」。2021年に発売された「C+walk T」に次ぐC+walkシリーズ製品で、充実した安全・安心機能が搭載されている点が特徴。

ダイハツより発売されている「e-sneaker」は、近所への買い物や家族・友人とのお出かけなど、歩行領域のちょっと先への移動を想定した「歩き移動を拡張する近距離モビリティ」として注目されている。
トヨタ、ダイハツからは、両社が発売しているシニアカーを展示。また両社の車両は、展示場に隣接して設けられた「歩行領域 モビリティ試乗会」コーナーにおいて、車両の試乗も行われていた。
