イメージキャラクター交代&モバイルSuicaにコード決済サービスを搭載
JR東日本は、同社発行のSuicaの機能を2025年から10年間でアップグレードし、電車運賃の支払いや電子マネーとしてだけでなく、さまざまな生活シーンで利用できる「生活デバイス」へと変革させていく計画、「Suica Renaissance」(スイカ ルネッサンス)を推進している。そのロードマップは2024年12月10日に公開されたとおりで、今回第2弾の内容ふたつが公開された。
まずひとつめが「Suica のペンギン」だ。坂崎千春氏が手がけたペンギンをモチーフとしたSuicaのイメージキャラクターは、2001年のSuica誕生以来、愛くるしい見た目からSuicaの認知度向上や利用促進に大きく貢献してきたマスコットキャラとして親しまれてきた。
しかし、Suicaが大幅にリニューアルされて新しい次元へ進化することから、Suica誕生25周年にあたる2026年度末をもって卒業し、新しいイメージキャラクターにバトンタッチすることになった。
JR東日本によると、新キャラクターは、原案アイデアなどの形でユーザーが参画できるしくみを検討しているという。具体的な募集方法や選定方法については、詳細が決まり次第発表される予定だ。
また、2026年秋には、モバイルSuicaアプリに新たなコード決済サービスが搭載され、「少額決済・事前チャージ」のツールからの脱却も図られる。

モバイルSuicaアプリの追加機能。
同サービスでは、従来のタッチ決済機能に加え、Suicaのチャージ上限額(2万円)を超えた買い物が可能となり、最大30万円までのチャージが可能になるという。
さらに、ビューカードを紐づけると、 事前チャージなしでクレジットカードの利用限度額を上限としたコード決済が可能となるほか、 バリューを家族や友人間で送り合う機能、クーポン機能、 地域や店舗限定で使えるバリューを発行する機能なども追加され、日常のお買い物で便利に使えるように進化する。
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