2025年10月6日、LANDは地域航空トキエアの株式32.34%を取得し、航空事業領域に参入した。また、堀江貴文氏をトキエアの取締役に迎え、小型航空機の開発にも取り組む。

地域航空専業からの脱却

エンターテインメント事業を主とするLANDは、新潟を拠点にする地域航空トキエアの株式32.34%を取得し航空事業領域に参入。地方創生・産業再生・グローバル展開の3本柱によるロードマップを策定し、航空業界にイノベーションを起こす方針を掲げる。

また、実業家の堀江貴文氏をトキエアの取締役に迎え、エンターテインメントと地域創生を融合したハイブリッド型地域航空会社を目指すとしている。

事業戦略その1:地方と地方を直接結ぶ「逆転の航空戦略」

あえて首都圏路線を外して地方間を直接結ぶ路線展開を進める。燃料費などの変動費の競争力に優れたターボプロップ機を活用し、他社が撤退を判断する地域でも参入が可能な逆転の発想だという。既存路線の増便や新規就航についての構想も発表した。

事業戦略その2:法人向けチャーターアプリ「SORA PASS(ソラパス)」

新潟・名古屋・神戸・札幌(丘珠)を起点に地方間を自由に結ぶ新たな空のモビリティとして展開されるアプリ。

画像: ソラパスのアプリイメージ。

ソラパスのアプリイメージ。

また、今回取締役に就任した堀江貴文氏は、来年2月に「神戸―隠岐島―壱岐―神戸」を巡る離島ホッピングツアーを計画しており、100社限定で1路線100万円(税別)の事前申し込み受付を開始した。

事業戦略その3:新潟を起点に生活インフラを統合するアプリ「TOKILAND」

「TOKILAND」は、新潟を起点としたスーパーアプリで、一次交通から二次交通、病院やレストラン予約、決済やマイレージ連携などの生活インフラをワンストップで統合することを目指しているという。

画像: TOKILANDアプリのイメージ。

TOKILANDアプリのイメージ。

事業戦略その4:小型航空機開発

LSA(Light Sport Aircraft/小型航空機)の開発を開始。「Crafted by Tsubame-Sanjo」というスローガンのもと、燕三条地域を拠点に開発・製造を行い、アメリカ市場への展開を目指すとしている。

画像: 小型航空機(Light Sport Aircraft)を開発し、アメリカで販売する計画だ。

小型航空機(Light Sport Aircraft)を開発し、アメリカで販売する計画だ。

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