2025年9月10日、SkyDrive(スカイドライブ)はタイ国内での「空飛ぶクルマ」の実現に向けた官民協議に参加した。同協議はバンコクのタイ民間航空局(CAAT)本部で開催され、関連する公的機関や民間企業が情報交換を行った。

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タイ国内での空飛ぶクルマ運航実現を目指して

SkyDrive(スカイドライブ)は、電動の垂直離着陸機、いわゆる空飛ぶクルマを開発している日本の航空スタートアップ。日本国内では、万博でのデモフライトを皮切りに、2026年春には小岩井農場、2028年には大阪での商用運航開始が予定されている。

画像: 大阪・関西万博にてデモフライトを行うようす。

大阪・関西万博にてデモフライトを行うようす。

また、海外への展開も積極的で、2023年7月にアメリカ・サウスカロライナ州でチャーター機運航会社から5機のプレオーダーを受注しているほか、2024年6月にはタイの大手財閥であるサハ・パタナ・インター・ホールディングス社およびサハ東急コーポレーションとの間で事業検討に関する覚書を締結。

さらに、バンコクエアウェイズとの提携を通じて、シラチャ、サムイ島、バンコクなどでの空飛ぶクルマ運航の可能性も検討中だという。

空飛ぶクルマの社会普及には航空機開発企業だけでなく、法律整備やインフラ構築を含む官民連携が必要不可欠であり、今回の協議には同社のほかに、CAAT、バンコクエアウェイズ、サハ・パタナ・インター・ホールディングス、サハ東急コーポレーションなどが参加し、意見交換を実施した。

タイ民間航空局は将来的に日本を訪問し、スカイドライブのフライト見学を行うことを検討しており、今回の協議は、タイ国内での空飛ぶクルマ運航実現に向けた重要な一歩であるとともに、スカイドライブのタイでの事業展開の進展を示すものとして注目されるだろう。

日本だけでなく、世界の空でも日本製の空飛ぶクルマが飛び回るような時代がすぐそこまで迫っているのかもしれない。

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