周辺地域からの来客で賑わう商業施設に、新たな移動の選択肢を提供

今回新たにポートが設置された、イオン東雲店。買い物客から通院客まで様々なニーズに対応し、周辺地域からの来客で賑わう。
イオン東雲店は2003年10月にオープンした、店舗面積1万8000平方メートル、2フロアで構成されるショッピングモール。店内には24時間営業の食料品売場、フードコートや生活雑貨コーナー、各種専門店の他、保育所や各科の診療所が集まるクリニックモールなどを備え、周辺地域からの来客で賑わいを見せている。
そんな同店の立地は、東京メトロ有楽町線とゆりかもめの乗換駅である豊洲駅、東京メトロ有楽町線の辰己駅、東京臨海高速鉄道りんかい線の東雲駅の、どの最寄駅からも約1kmの距離にあり、駅からのアクセスには徒歩で約15分前後の時間がかかることとなる。
それを補完する形で、施設前には都営バスの東雲橋交差点バス停があり、また周辺地域の店舗利用客が無料で利用することができる循環形式の「お買い物バス」も運行されているが、今回それに新たな選択肢が加わった形となる。

新たに設置されたLimeのポート。店舗の出入口にほど近い場所に設置されており、入退店後の利用に至便だ。
今回ポートが設置されたのは、店舗の晴海通り側にある「駐車場側出入口」付近。設置可能台数は22台で、Limeによる大型ショッピングセンターへの提供としては、国内最大の設置台数となるという。
Limeによると、提供開始後すでにイオン東雲店から豊洲駅までの移動手段として、本モビリティが活用されているとのことで、同社は今回の事例を皮切りに、今後全国の商業施設や公共空間でのポート設置を順次進めていく構えだ。
電動シートボード「ラクモ」が切り拓く、新しいモビリティのスタンダード

このたび「ラクモ」の正式名称が与えらえた、電動シートボード。後部のカゴに荷物が収容でき、座っての運転が可能である「ラクモ」は、年齢性別を問わず高い支持を得ているという。
また今回のポート設置に合わせ、同社が現在投入を進めている椅子付き、カゴ付き電動シートボードの正式名称を「ラクモ」と定めたことも合わせて発表された。
公表されたリリースによると、この名称は「ラク」に乗れる「モ」ビリティを意味しているのこと。
現在Limeからは、立ち乗り型の電動キックボードと「ラクモ」の2車種が提供されているが、手荷物を収容できるカゴを備え、座って運転できる点が好評で、「ラクモ」の利用比率は実に7割以上を占めている。このような利用状況を反映し、Limeでは今春以降の新規ポートへの投入車両を「ラクモ」に一本化しており、最終的には「ラクモ」の車種比率、90%以上の達成を目指すという。
大型商業施設への大規模ポート設置と、着座式電動シートボード「ラクモ」の集中投入。施設面、車両面の両側面において、新しいフェイズに入ったLimeの、今後の動向が注目される。
「イオン東雲店」ポート概要
■ポート名称
・Limeポート(イオン東雲店前)
■設置場所
東京都江東区東雲1丁目9−10 イオン東雲店 コメダ珈琲店付近(晴海通り沿い)
■設置台数
・22台
■対応車種
・電動シートボード「ラクモ」




