2025年8月18日、スカイドライブが大阪・関西万博にて空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」の海上デモフライトを初公開した。万博会場外の海上を空飛ぶクルマが飛行するのは初めての試みで、今後商用化に向けた取り組みが加速する見込みだ。

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国産初の空飛ぶクルマが海上飛行に成功

スカイドライブは日本の航空スタートアップで、大阪万博を重要なマイルストーンとして、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の機体開発を進めてきた。同社によると、これまで繰り返し行われてきた飛行試験はすべて無事故で、機体の安全性が確認されているという。

2025年7月31日からは万博会場内での一般来場者向けのデモフライトを開始し、2025年8月18日に行われたデモフライトでは、万博の敷地を超えて海上まで進出。一歩ずつ堅実に商用化への道を歩んでいる。

画像: 海上でのデモフライトのようす。(提供:SkyDrive) youtu.be

海上でのデモフライトのようす。(提供:SkyDrive)

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スカイドライブは現在、商用運航に向けた型式証明の取得を目指している。同時に国内外のパートナー企業と連携し、商用化に向けた事業検討を加速している。大阪メトロと協業し、2028年に森之宮エリアでのサービス開始を、またJR九州との協業では、同じく2028年度に別府湾での遊覧サービスや別府と湯布院をつなぐエアタクシーの運航開始を予定しているという。

画像: 大阪での商用運航イメージ。(提供:SkyDrive)

大阪での商用運航イメージ。(提供:SkyDrive)

空飛ぶクルマの実現に向けた取り組みが着実に進む中、日本発の技術が新たな移動手段として社会に浸透する日が近づいているのかもしれない。

【主要諸元 SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)】

全長×全幅×全高約11.5×11.3×3m(ローター含む)
最大搭乗人数3名(操縦士1名+乗客2名)
燃料バッテリー(電動)
駆動方式12基のモーター・ローター
主要構造材料複合材(CFRP)やアルミ合金など
最大離陸重量1400kg
最大巡航速度100km/h(対気速度)
航続距離15~40km

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