2025年1月19日、アントレックスは東京都三鷹市のスーパーオートバックスMITAKAにて、一人乗りの超小型EV(電動ミニカー)「EV-eCo」の展示および試乗体験を期間限定で実施すると発表した。

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【解説記事】3輪・4輪版の原付とも言える「ミニカー」ってなんだろう?

「ミニカー」は原付とクルマのいいとこ取りが可能

ミニカーはざっくりと説明するなら「三輪以上の第一種原動機付自転車(原付)」で、日本でもっとも小さい車両区分として設定されている。

道路交通法上はクルマ(普通自動車)、道路運送車両法上は原付(第一種原動機付自転車)として扱われるため、交通ルールは自動車なのに維持費は原付レベル、といういいとこ取りができることから、近年急速に注目を集めている。ちなみに運転するには原付免許ではなく普通自動車免許が必要だ。

第一種原動機付自転車ミニカー軽自動車
運転免許原付免許普通自動車免許普通自動車免許
最高速度(一般道)30km/h60km/h60km/h
ヘルメット必要××
シートベルト××必要
ニ段階右折必要××
車検××必要
車庫証明××保管場所の届け出が必要
高速道路××通行可能
ファミリーバイク特約適用適用×
自動車税2000円3700円10800円
自動車重量税なしなし3300円(1年分)
自賠責保険( 2年分)8560円8560円17540円
乗車定員1名1名4名
最大積載量30kg90kg(2021年に緩和)350kg

「EV-eCo」は、車両サイズは全長2400mm、全幅1125mm、全高1619mm、ホイールベースは1610mmで、車体重量は310kgと、クルマとしてはかなりコンパクトだが、後部には日常使いで役立つ荷物載せスペースがある。

運転席後方にはシートらしきものとベルトがあるが、ミニカーは法律で一人乗りと決められているため公道では荷物スペースとして使用しよう。

また、バックカメラも搭載しているため、縦列駐車でもモニターから車外のようすを確認しながら駐車できるほか、パワーウィンドウや天井サンルーフなどの便利機能も搭載しているので爽快に走行できそうだ。

画像: バックする際は速度メーター画面からバックカメラの映像を確認できる。

バックする際は速度メーター画面からバックカメラの映像を確認できる。

デメリットとしては、ミニカー区分ということで、乗車人数は1名となり、高速道路や自動車専用道の走行が禁止されているという点が挙げられるが、車体スペックの関係でそもそも50km/hまでしか出せず、航続距離も40kmと遠出をすることができないため、割り切った運用が求められるだろう。

幸いなことに、バッテリーの充電はEV充電器ではなく、家庭用の100Vコンセントから行えるので、64万9000円という安価な車両価格やほぼ原付なみの維持費などといったコスト面でのアドバンテージを念頭に、自分のニーズをよく考えて導入するべきである。

家庭用電源から充電できるので、追加の設備投資は不要でガソリンスタンドに行く手間もなくなるのがメリットだ。

車両の展示・試乗体験会は東京都三鷹市のスーパーオートバックス MITAKAにて行われるが、試乗を希望する場合は事前に店舗に問い合わせをする必要があるという。

試乗は、茨城県土浦市のカスタマーサービスセンターや宮城県亘理郡亘理町の宮城工場でもできるそうなので、興味がある方は最寄りのスポットに問い合わせてみよう。

【主要諸元 EV-eCo】
全長×全幅×全高:2400×1125×1619mm
ホイールベース:1610mm
車両重量 :310kg
最高速度:50km/h
定格出力 :0.59kW
バッテリー総電力量 :3.492kWh(鉛バッテリー)
充電時間:8〜10時間
航続距離 :40km
タイヤサイズ :125/65R12
車両価格 :64万9000円

【展示場所】
■名称:スーパーオートバックス MITAKA
所在地:〒181-0014 東京都三鷹市野崎 4-1-10
【その他の試乗可能なスポット】
■名称:(株)アントレックス カスタマーサービスセンター
所在地:〒300-4102 茨城県土浦市本郷字原山20-27
■名称:㈱アイーダ 宮城工場
所在地:〒989-2324 宮城県亘理郡亘理町逢隈高屋堂田42-4

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