2024年10月8日、スズキは「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024」(10月15〜18日/幕張メッセ)の出展概要を公表した。同ショーは昨年から東京モーターショーに代わって開催された「JAPAN MOBILITY SHOW(JMS)」のビジネス向けイベントで、今後は隔年で一般向け、ビジネス向けが行われる。スズキブースでは、水素燃料電池荷役運搬車、「SUZU-RIDE」、「SUZU-CARGO」が出品されるという。
次世代モビリティを出品してパートナー企業を募集する
スタートアップや事業会社が手を組み新たなビジネスを生むためのイベントなので、まず水素燃料電池を動力源とする「水素燃料電池(FC)荷役運搬車」が展示され、それとともにスズキが開発中の燃料電池を活用したアプリケーション開発や特定の用途に特化した事業アイデアの募集が行われる。
また、エネルギー変換効率を向上させる技術、システム全体の効率を最適化するエネルギー管理システム、製造コスト/工数を削減するための新しい材料や製造プロセスなども募集される。
さらに出展されるのは電動パーソナル/マルチユースモビリティの「SUZU-RIDE/SUZU-CARGO」だ。16歳の高校生から、セニアカーに抵抗のある高齢者まで誰でも簡単に楽に扱える四輪電動モビリティで、「SUZU-RIDE」には全天候型ボックスを装備した荷台や足元にあるフロア荷台など、毎日の生活に役立つような機能を多数搭載している。
「SUZU CARGO」は車両前方は「SUZU-RIDE」と共通だが、全長を延長して大きな荷台が特徴の四輪電動モビリティ。バンジーコードを使うことで荷台側面にも小物が積載可能なサイドパネルや、アオリがちょっとした小物を置くのに便利なテーブルになるオープンサイドテーブルなど、積載性を重視した設計がなされている。
今回のJMSビズウィークでは、これら2台のモビリティを使った協働パートナーや、万が一の事故に備える技術やサービス、環境や地域に貢献する技術、外出機会を増やす技術などの募集が行われるという。スタートアップ/事業会社との協働で、スズキは目標としている「若者から高齢者まで、誰もが安心して移動できる、移動に困らない社会の実現」を目指すとしている。