2024年10月10日、テスラは当初計画より2カ月遅れて待望のロボタクシー「サイバーキャブ(Cybercab)」の公開イベントを開催する。厳格な情報管理で知られるテスラだが、イベント開催が迫るにつれさまざまなルートを通じて情報が漏れてきている。それらを整理しながら、10月10日への期待をまとめてみた。(タイトル写真はイメージ)

サイバーキャブのテスト車両と思しき謎のクルマがSNSに

9月上旬にはワーナースタジオ敷地内の駐車場で開発車両が撮影され、SNSにアップされた。元のカタチがわからないほどに偽装されているものの、小さな2ドアボディ、リアタイヤがフロントタイヤよりも大きいのが確認可能できる。

画像: 米の投稿サイト「Reddit」より。元の形がわからない厳重な偽装が施されているが、後ろに停まっているモデルYよりも小さな2ドアボディで前後のタイヤの大きさが異なることがわかる。

米の投稿サイト「Reddit」より。元の形がわからない厳重な偽装が施されているが、後ろに停まっているモデルYよりも小さな2ドアボディで前後のタイヤの大きさが異なることがわかる。

かなり前に公表されている初期スケッチ(「イーロン・マスク」:ウォルター・アイザックソン著に掲載)を踏襲しており、おそらく全長は4m弱ほど。その割にホイールベースは長く、居住性はなかなか良さそうだ。

画像: リアコンビランプとガーニッシュを一直線に結んだサイバートラック。サイバーキャブのテスト車も同様の意匠を採用していたという。

リアコンビランプとガーニッシュを一直線に結んだサイバートラック。サイバーキャブのテスト車も同様の意匠を採用していたという。

また、ダミーだった可能性はあるものの、ヘッドランプは新型モデル3風のデザイン処理で、リアコンビライトはサイバートラック風に左右が赤い直線的なラインでつながっていたという。

ワイヤレス充電機能の実装にも期待が高まる

気になるのが、最近米国で相次いで公開された非接触充電(ワイヤレス充電)に関する特許である。充電マットの上に停止すると自動的に充電が始まり満充電になるとストップするというもの。すでにサイバートラックにはこの技術に将来的に対応可能なヘッダーが内蔵されており、アップグレードで対応できるようになっている。

サイバーキャブでは、当初からこの機能を実装してくる可能性は非常に高い。車両基地に充電マットを敷設することで、室内クリーニング作業と並行して充電管理が行えるようになる。配車サービス事業にかかる人的コストが大幅に下がるだろう。

画像: テスラは非接触充電についてたびたび言及してきた。サイバーキャブでいよいよ実用化される可能性が高い。

テスラは非接触充電についてたびたび言及してきた。サイバーキャブでいよいよ実用化される可能性が高い。

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