ホンダが開発した多機能電動アシストシステムを標準搭載
ホンダが開発したスマチャリは、電動アシストユニットとそれに連動するスマートフォンアプリによって、さまざまな自転車を電動アシスト化、コネクテッド化できる。2023年9月には、大手自転車販売店としておなじみのY'sRoadよりスマチャリを標準搭載した「RAIL ACTIVE-e」が発売されたが、このたびその第2弾として、「RAIL DISC-e」「RAIL ST-e」が発売された。
ベースモデルは、Y'sRoadで人気のクロスバイク、「RAIL DISC」と「RAIL ST」。自転車本体は、日本のスポーツバイクブランド「KhodaaBloom」が企画開発を手掛けている。ロードバイクに匹敵する超軽量アルミフレームを採用するほか、直進性に優れた設計、厳選されたパーツセレクト(シマノ製コンポーネント搭載)などが好評だ。「RAIL DISC-e」、「RAIL ST-e」は、この優れた素性はそのままに、スマチャリを搭載しながらも、車両重量をわずか16kg(「RAIL DISC-e」は16.00kg、「RAIL ST-e」は15.95kg)に抑えている。一般的なe-Bikeと比較して5kg前後も軽い。
スマホアプリと連携してさまざまな楽しみ方ができる
スマチャリが優れているのは、スマホアプリとの連携である。車体とオンラインサーバーを連携することにより、マップ、速度、走行距離、アシスト出力、バッテリー残量、消費カロリーなどの走行関連データを表示・記録し、スポーツバイクならではのモビリティライフをより豊かにする機能が利用できる。
ホンダならではの電動アシストにより、クロスバイクとしての魅力も高められている。乗り手のペダリングや走行状況に合わせて自然なアシスト感が得られる「AIモード」を搭載。さらに「マニュアルモード」を駆使すればスマホ経由できめ細かなアシスト出力の調整も可能だ。予期しない急発進を抑制する機能も搭載されている。
さらに電動アシストシステムの状態は常にクラウド上で把握されているので、故障やエラーなどは利用者に速やかに通知することで点検整備が促される仕組みも有難い。また利用に際しては、登録したスマホがなければ電動アシスト機能が働かない(NFCタグ)など、盗難への牽制となって駐輪時の安心感も高まる。
既存のクロスバイクをベースにしているので、一般的なスポーツタイプ電動アシスト自転車より、軽量かつ価格を抑えているのも魅力。サイクリングやロングライドはもちろん、通勤や通学にも気兼ねなくフレンドリーに利用できる。
【主要諸元 RAIL DISC-e】
・バッテリー容量:10Ah
・アシスト航続距離:最大100km
・クランクギア:シングル42T
・前後油圧式ディスクブレーキ
・フレームサイズ:400mm、440mm、480mm
・カラー:マットブラック、マットダークブルー、マットダークグリーン、ソリッドグレー
・重量:16.00kg(フレームサイズ440mm実測重量)
・価格:21万8900円(税込み)
【主要諸元 RAIL ST-e】
・バッテリー容量:10Ah
・アシスト航続距離:最大100km
・クランクギア:シングル42T
・前後Vブレーキ
・フレームサイズ:400mm、440mm、480mm
・カラー:マットブラック、ソリッドホワイト
・重量:15.95kg(フレームサイズ440mm実測重量)
・価格:19万8000円(税込み)