2024年6月27日、Luupは車両側とスマートフォン側のBluetooth機能を使った「オートスキャン」の提供を開始した。特定小型原付や電動アシスト自転車の借り出し前に必要だった「QRコードをスキャンする」手順を省くことができる。

「オートスキャン」と「QRコードをスキャン」、どちらでも利用できる

LUUPの特定小型原付と電動アシスト自転車の貸出ポイントは都市部や観光地を中心に拡大し、いまや8400カ所のポート数を誇る。特定の条件・設定をクリアし、スマートフォンアプリで借出ポイントと返却ポイントを選択すれば乗り出しの手続きはおおむね完了する。あとは、予約した車両に貼り付けられたQRコードをアプリから読み込むという「ひと手間」をかけることで乗車・走行できるようになる。

今回、2024年6月27日にLuupが発表したのは、この「ひと手間」を省くことのできる機能の提供開始だ。アプリ上の予約情報と車体を結びつけるこの操作は今後、ユーザーが操作せずとも無線通信技術Bluetoothを使った新機能「オートスキャン」により自動化が進むことになる。

画像: LUUP借り出し操作の一部が自動化。今後も利便性向上を図っていくとしている。

LUUP借り出し操作の一部が自動化。今後も利便性向上を図っていくとしている。

事前にLUUPアプリで予約した車両にユーザーが近づくとBluetooth通信により自動で車両が検知され、スマホ画面に車両情報と解錠ボタンが表示され、これを操作することで走行可能となる。「オートスキャン」の利用には、OSのバージョンが対応していること、スマートフォンアプリでのBluetooth使用許諾を行うこと、そしてスマートフォンのBluetooth機能をオンにしていることが前提となる。

電動キックボードタイプでも電動アシスト自転車でも、配備されているすべてのモデルに対応している「オートスキャン」だが、もし車両検出がうまくできなかった場合でも、ハンドル部分にスマートフォンを近づけることで検知されやすくなるという。また従来どおり、QRコードをスキャンして手続きする方法も引き続き利用できるので、自分に合った方法を選択できる。

※2024年7月1日、記事内容を一部修正しました。

画像: smart-mobility.jp
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