2024年6月25日、株式会社Luupは2024年の冬以降、すでに提供している「電動アシスト自転車」、「電動キックボード」に続く3番目のモビリティとして、座席/カゴ付きの特定小型原付「電動シートボード」の提供を開始すると発表した。

ついに登場した座って乗れる「電動キックボード」

Luupが2024年6月20日〜23日に実施したユーザーアンケートによると、LUUPの利用目的は1位「日常利用(買い物・用事など)」、2位「公共交通機関の補完として」、3位「通勤・通学」であり、日常の移動シーンに根付いていることがうかがえる。

現在、LUUPでは電動アシスト自転車と電動キックボードの2種類でサービスを提供しているが、電動アシスト自転車は人が漕ぐ力が必要があり、電動キックボードは立ち乗りのモビリティであることから、足腰に不安があるユーザーや、長時間の利用、または大きな荷物を持っている場合は使いにくいという課題があったという。

今回導入が発表された「電動シートボード」は、座席とカゴが付いた電動キックボードといった見た目で、電動キックボードと同様、16歳以上なら免許不要で運転可能な「特定小型原付」に分類されるモビリティだ。

画像: 手前が新型の「電動シートボード」。奥に見えるのが既存の電動アシスト自転車と電動キックボード。

手前が新型の「電動シートボード」。奥に見えるのが既存の電動アシスト自転車と電動キックボード。

サドルとカゴが追加されたことにより、長時間の利用と荷物の積載が可能になったほか、立ち乗り→座り乗りになったことで低重心化し、走行安定性も向上していることだろう。

また、電動キックボードとほぼ同じ大きさと小型なため、既存のLUUPポートに置くことが可能だ。また、「自転車ではない」ことが一目見てわかる、スクーター型の「自転車誤認防止デザイン」を採用している点も特徴といっていいだろう。

画像: 電動シートボードの主な特徴。

電動シートボードの主な特徴。

電動アシスト自転車と電動キックボードも引き続き提供されるそうなので、新登場の「電動シートボード」が気軽に使える簡易的な電動スクーターとして浸透していくのか注目したい。

【基本情報】
・車両区分:特定小型原付
・寸法:全長118.0cm × 全幅58.4cm × 全高101.0cm
・カゴのサイズ:約 23.6L(32.3cm×29.0cm×25.2cm)
・重量:29kg
・耐荷重:100kg
・最高速度:車道モード20km/h・歩道モード6km/h

画像: smart-mobility.jp
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