トヨタ自動車は2024年4月25日に開幕した北京モーターショーで2台のEVを発表した。どちらも市販モデルで世界初公開となる。トヨタはこれまでBYDと中国におけるEVの共同開発をしていたが、それがさらに進んでいることが明らかになった形だ。(タイトル写真は「bZ3C」)
Z世代向けとファミリー向けのスタイリッシュなEV
トヨタは2021年4月の上海モーターショーで初のbZシリーズm「bZ4Xコンセプト」を発表している。その後、2022年4月に量販車となる「bZ4X」を国内販売して、さらに同年10月にはBYDとの共同開発による中国専売車「bZ3」を発表。2023年4月の上海モーターショーでは新たなコンセプトカー「bZ Sport Crossover」と「bZ FlexSpace」を公開した。そして今回、発表したのはその市販バージョンとなる「bZ3C」と「bZ3X」だ。
「bZ3C」はトヨタとBYD TOYOTA EV TECHNOLOGYカンパニー有限会社、一汽トヨタ、トヨタ知能電動車研究開発センターが共同開発したもので、アクティブなクロスオーバーEVという位置づけだ。Z世代向けでパーソナルな空間を楽しめる機能を追求しているという。
「bZ3X」は心地が良い動く家を意味する「COZY HOME」がコンセプトで、大空間で快適な巨樹性をもつファミリー向けSUVタイプのEVだ。
両モデルとも最新の運転支援システム、スマートコックピットを採用して、安全で快適なドライブと新しい体験価値を提供するとしている。なお「bZ3C」と「bZ3X」は今後1年以内に中国での販売が予定されている。