EV充電器の有無が将来の資産価値に直結?
昨今は集合住宅の居住者からも充電器設置の声が高まりつつあるようだが、分譲マンションの場合は所有者によって構成される管理組合の4分の3以上の賛同がなければ導入はできない。設置方法や手続きへの認識不足も相まって、遅々として導入が進んでいないのが実情だ。
東京都では、2025年4月から一定規模の新築マンション等へのEV充電設備設置を都条例により義務化し、補助金の効果も相まって新築集合住宅へのEV充電器設置が広がりを見せている。一方で、既存の集合住宅ではまだ遅々として進んでいない。いまや風呂のない物件は「風呂なし物件」と呼ばれ資産価値は著しく下がるが、近い将来に充電インフラが当たり前になると設備のない物件は「EV充電器なし物件」と呼ばれ、不動産価値の低下を招くとの指摘もある。
「+eプロジェクト」では、“EV充電設備と集合住宅の未来価値”をテーマに、充電設備の設置方法や手続きへの認識不足を解消して既存の集合住宅への設置を促すことを目的にSFコメディタッチのWEBドラマを制作。去る1月22日よりその第一弾を日産公式Youtubeチャンネルで公開している。
●第一弾:「未来にまかせる君」編 公開中
<日産自動車×積水ハウスのコメント>
“EV充電設備を設置すること”があたりまえになる未来をより身近に感じていただくために、オリジナルSFコメディドラマ「未来にまかせる君」を制作しました。ドラマ内では、常に人まかせの人生を送っている主人公の「常人 壬(通称:まかせる君)」の前に、EV充電設備を設置しなかった未来の壬たちが続々と登場。現在・未来が入りまじるストーリー展開が見どころです。さらにはパラレルワールドから来た壬も登場し、物語は予測不能な結末に向かっていきます。
●第二弾:「未来にまかせる君【解説編】」 2024年2月6日15時公開予定
<日産自動車×積水ハウスのコメント>
ご自宅での充電について、新築の集合住宅はもちろん、既存の集合住宅にもEV充電器が広がり始めています。駐車場は通常住人の方以外が立ち入れない敷地内にあるため、なかなか見ることができず、実感しにくいかもしれません。この変化を、実際のデータや積水ハウスの集合住宅での事例をもとに分かりやすく解説していきます。また、EV充電器設置に関わるよくある疑問にも楽しく答えていきます。